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11ローイ帝国

ここは

ローイ領、ローイ帝国。

トラッド・ローイ帝が治めるこの地では今、ローイ帝国最大の繁栄を見せていた。



ついこの間までは。



花が咲き乱れ、森林も豊か、しかし科学も文明もどの国よりも進んでいたはずのローイ帝国は、今や森林は殆ど焼き畑になり高度な科学も文明も奪われ、民はみな極貧生活を強いられていた。

毎日食べるものさえ無くて、良くても1日に1個小さいパンを食べられるくらい。


「お腹が空いたよ」

「なんで…何でなんだよ!泉の村を焼き尽くしたら褒美が出るんじゃなかったのかよ!?」

「土はあり得ないくらい痩せてしまった…。これじゃ何も育つはず無いさ」

「褒美さえ出ればなぁ。少しは食いつなぐ事が出来たのに」

「わしらの国も、もう終わりだな…」


民の叫びは帝都に届く事は無い。


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