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龍の逆鱗  作者: 銀狼
武闘大会編
29/92

第29話:舞台、コロッセオ

取り敢えずすいませんorz

週1にするとか言いながらいきなり破棄します←

理由は……書いたのにUPせず手元に置いとくってのが出来なくてですね←

やっぱ書き終えたら上げるのが一番いいです、はい

とゆーわけで不定期で上げます。更に個人的にめでたい日なので←

2話同時更新です

「オリジアも大概だと思ってたが……こりゃ桁違いだな」

「当然です。ここは王都ですから。王都というのは国を統べる王の御膝元、その国の中心です。当然他国から最も注目される場所ですね。国の中心である王都の様子が、その国の現状を反映していると看做されますので。王都が繁栄しているということは、王が有能な証である、と言う者もいます」

「もっとも、王が見栄を張るためにあの手この手で繁栄させている所もありますが」

「なるほど、よく分かった」

 セトラベルクの北側にある王都セトレア。地図で見る限りその面積はオリジアよりも幾分か小さい。だが龍斗は、関所を通る前からここがただの街ではないということを感じさせられた。

 まず王都を囲む城壁の高さ。オリジアの場合は森の木が要害となることもあってそれほど高くする必要は無かった。18歳になり、身の丈六尺、即ち身長180㎝に成長した龍斗が軽くジャンプすれば天辺に手が届く、その程度の高さだった。

 だがセトレアの城壁はそんなものではなかった。軽い目算でも龍斗の身長の2倍はある。さらにその下には、白く輝く鎧を身に纏った兵士が5人。彼ら顔はどれも引き締まっており、真面目に仕事をこなす性格であることが窺える。暇そうな顔をしてやっつけ仕事をしているような他の街の門番とは明らかに違う。

(徹底した教育、か。なるほど、確かにレベルは高そうだ)

 龍斗達は関所を通り、通行税を支払った。対応した兵士の1人が龍斗に尋ねた。

「冒険者か。この時期に来るってことは、春闘目当てか?」

 春に行われる伝統行事、国王主催の武闘大会。その通称が春闘である。

「ええ、まあ」 

「そうか、なら頑張れよ。共に働けることを期待するよ」

「有難うございます」

(目を見る限りあれは素だな。なかなか人当たりのいい兵士だ。いや、だからこそ門番やってんのかね)

 そんなことを考えながら、龍斗は華やかな王都の中へ足を踏み出した。



 歴史を感じさせる古い石の壁。セトレアを囲う城壁よりも高い赤い壁がセトレアの一部を切り取っている。この建物こそ春闘の舞台となる場所、闘技場(コロッセオ)である。その壁には入り口となる穴が20。龍斗はそのうちの1つから屋内へと入っていった。

(力を示し、勝ち残れば王国騎士への道が約束される。安定した収入、衣食住の心配なし。国に縛られるという欠点はあるが、普通に生きていく分には好条件。だから不安定な生活から抜け出すために冒険者の参加が何時も多い、か。まあ、俺もその1人だな)

 ホールの中を歩きながら、龍斗は(ちまた)で聞いた春闘についての情報を整理した。『即応の霧』を発動させていないにもかかわらずかなり多くの視線を感じ取る。そのほとんどは、彼の後ろに控えるマーティス姉妹に向けられていた。その後龍斗に軽く敵意を滲ませたような視線が向けられる。当然ながら、その視線の主の9割は男である。それらを全て受け流し、龍斗は受付係の前まで行った。姉妹と出会ってから2年間、人がある程度いる場所ならどこに行っても大抵同じ状態になるため、そういう視線にはとっくに慣れてしまっている。

「すいません、春闘の受付はここですか?」

「ええ、そうですよ。参加者ですか?」

「そうです」

 受付にいたのは黒縁の眼鏡を掛けた金髪の若い男性だった。人当たりの良いように笑顔を作ったその人は、自分の前に置いてある水晶を手で示す。

「では参加登録をしますので、カードのご提示をお願いします」

 龍斗はカードを出現させ、相手に渡した。男性はそれを水晶にかざした。ある一点から光が現れ、空中に文字を刻んでいく。

「東龍斗さん、18歳。職業は冒険者。はい、確かに確認しましたよ、と。では登録完了です」

 そう言って返されたカードを見て、龍斗はあることに気付いた。

「ん? このマークは何ですか?」

 龍斗が指差したのはカードの右下。そこには今まで存在しなかった謎のマークがついていた。2振りの剣を交差させた中に、黄金に輝く獅子の顔。

 それを見た受付係が即答で答えた。

「ああ、それは今回の春闘に参加しますっていう証明のマークですね。あ、そうそう、店によっては参加者だけに特別サービス、なんてところもありますよ」

「なるほど、ありがとうございました」

 礼を言ってホールを突っ切りコロッセオの出口へと向かう。参加希望の一団を避け損ない、そのうちの1人の足を踏んでしまった。

「おっと、ごめんよ」

 謝罪をして出口に向かおうとしたその時だった。

「待て貴様ら!!」

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