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ザコのエルフィン滞在記 新しい試練?

シャルレーゼのキャラが壊れてるかも

side ガーグ


エルフィン城


「ばばあ、クマ退治は終えたぜ」


「ご苦労、でクマ以外に収穫はあったのか?」


クマ以外の収穫?ばばあとうとうボケたか?


「クマ以外に何があるってんだよ?」


「謁見の時に好みのエルフがいて口説いたとか、セシリーに気持ちを伝えたとかの報告はないのかと聞いておるのじゃ。この鈍感孫」


「何を言ってんだよ。俺は仕事に行ったんだぞ」


「はぁー情けないのおー。ガープに似たのは見た目だけじゃな。ガープよ儂は曾孫をとんだ腑抜けに育ててしまったわい。……励ましてくれるのかガープは優しいのお」


やばい、ばばあ曾祖父さんの絵姿を見ながら会話をしていやがる。


「おいババア大丈夫か?死んだ曾祖父さんの声が聞こえたとか言うんじゃないないだろうな?」


「この絵姿にはガープの意志が宿してあるのじゃ。直接声は聞こえぬが問いかければきちんとテレパスで答えてくれるわい。ガープはどこぞのヘタレ曾孫と違って儂に毎日愛を囁いてくれるぞ」


「300歳のババアに愛ね。曾祖父さんをご苦労なこった」


「年に愛は関係ないわい。最近一番嬉しかった言葉は墓参りに行った時に言われた"シャルレーゼの姿を毎日見れる現世の奴らがうらめしい"じゃ。お前もガープの曾孫ならしっかりせい」




幽霊がうらめしいってやばいだろ。


「何でそんなこっぱずかしい言葉を、第一俺は生きてる」


「誰がガープの言葉を真似ろと言った。それにガープは朝は

"おはようシャルレーゼ愛してるぜ"

で始まり夜は

"シャルレーゼ今日もご苦労さん。俺が誰よりもお前の頑張りを知っている。今日も最高の女だったぜ"

で締めくくる情熱的な男じゃ。悔しいなら真似をしてみろ」


曾祖父さん、アンタ随分と手が掛かる女に惚れたんだな


「言えるなら言ってるさ。俺も色々と考えてんだよっ」

 

「どーせ俺が死んだら残されたセシリーが長い時間悲しむとかの独り善がりな感情じゃろが!特別大出血世紀に1度の大サービスじゃ絵姿を貸してやるからガープにも説教してもらうがよい」


絵姿1枚にどんだけもったいつけてんだよ。


「曾祖父さんか?ああ…でもよー…それじゃ残された奴は。…そうだけどよ、ああ分かった頑張ってみる。ババアありがとよ、曾祖父さんに思いっきり説教されたよ…」



「それでガープ、ガーグに何と説教したのじゃ。……もう、バカ、確かにそれならガーグも効いたじゃろ。うんうん儂も愛しておる。」

ババア、曾孫の前で堂々と惚気てんじゃねーよ

でも曾祖父さんぐらい強い男が相手なら仕方ねーか



side 功才



一言云いたい。

冒険者の労働条件改善を求む。

ロックアーマーベアを倒して戻ってきたら依頼が沢山きていた。どうもガーグ冒険者隊の活躍がエルフィン全土に鳴り響き謁見の希望兼依頼の殺到したらしい。


いやゴブリンとかオーク自分達で倒そうよー。

ガーグさんに水戸黄門になれっての?

森の薬草とか普通に捕りにいけるでしょ。

まぁガーグさんに来てもらう為に無理矢理に依頼を作ったんだろうけど。


そんなある日の事。


「塔で儀式を受けるんですか?」


「ええ、次に行くブレイースの町にある塔なんですけども、10年に1度、何組かのカップルが塔を攻略する儀式があるんですよ。まぁ儀式って言うよりお祭りですね」

 

何でも結構きつい試練らしく今年は儀式を受けるカップルがいないらしい。

まぁ10年に1回って言ってもエルフの平均寿命を考えれば試練を受けるエルフがいないのも納得だよな。


「それで誰が受けるんですか?ガーグさんの相手が領主の娘さんとかになったら、セシリーさん荒れますよ」


「まぁガーグの相手は本人に選ばせますよ。それとコウサさん達にも参加してもらいますから」


えっ!?


「つかぬ事をお伺い致しますが、試練のきつさってどれ位なんですか?」

誰も好き好んでキツい試練なんて受けたくないし


「カップルの絆を試す試練みたいですから皆様なら大丈夫ですよ」

 

絆を試すって、遊園地のアトラクションじゃないんだから


「ガーグさんだけが、受けるのは駄目ですか?」


そんなのに参加して失敗したらどうすんだよ?

俺はメリーに捨てれたら、ただの雑魚になっちゃうんだぜ。


「無理ですね。メリーさんとハンナさんに話をしたら、やる気満々でしたから」


先にメリー達に話したんだ。

断ったらメリーに泣かれるだろうなー。


「はー、背後で企んだのはシャルレーゼ女王様ですか?」


「何でそう思うんです?」


ミッシェルさんが、とぼけたって事は認めている事だろ。


「猿人族に試練を受けさせる力を持つ人はシャルレーゼ女王様しかいませんし、ガーグさんに恋愛関係で発破をかけたいのはシャルレーゼ女王様が一番ですからね」


「ガーグには内緒にしておいて下さい。ガーグには早く身を固めて欲しいんですよ。国としても友人としてもね」


次代の王族の確保か。

確かに今のままじゃ後継者不足を理由にシャルレーゼ女王に退陣を迫る奴がいてもおかしくないしな。

とりあえずガーグさんが身を固める意志を見せれば、王家の血は途絶えないんだし。

お願いがあります

イ・コージを読んでくれている方でアクセサリーに興味や知識がある方がいれば作者に知恵を貸して下さい

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