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ザコのエルフィン滞在記 おじゃる蛙現る


新しいキャラでるけど増やしすぎかも

side 功才


ブラックフォレストに着いて驚いた事


その1 ガーグさんの人気が凄い事。

いやドルムーンの人は絶対に信じないと思う。

だって美少女エルフが、ガーグさんに黄色い声をあげてんだもん。


その2 あれはエルフなんでしょうか?


「これはこれはガーグさん。良く来てくれたでおじゃる」


お、おじゃる?

俺達に話し掛けてきたのは金髪ガマガエルみたいな謎の人種。

蛙人族なんだろうか?


「エンリト卿、ガーグ王子に対してさん付けですか?」


ミッシェルさんが、金髪ガマガエルに冷たい視線を浴びせる。

金髪ガマガエル=エンリト卿=エルフ?


(ガ、ガーグさん、あの金髪ガマガエルもエルフなんですか?ガーグさんに負けず劣らずエルフの範囲を逸脱していますよ)


(あー、あの金髪ガマガエルがエンリトだよ。信じれないかもしれないが、あれでも純血エルフだ)


「麿の言葉のどこが不敬に当たるのでおじゃる?猿人族の血が入っていてはエルフとは呼ばないでおじゃるよ」


さて、いつまでその尊大な態度が続くか楽しみだよね。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「全く、あのおじゃる蛙は。ガー君を見下して腹が立つったらありゃしない!」


当のガーグさんは大して怒っていないんだけども、セシリーさんは噴火しまくり。


ちなみに俺達がいるのはブラックフォレストの宿屋、エンリトは


「ガーグさんのパーティには猿人族がいるでおじゃる。猿人族を屋敷に入れたりしたらご先祖様に申し訳が立たないので宿屋に泊まって欲しいでのでおじゃる」


そう言ってくれた。

ありがとうエンリトさん、俺の策に協力してくれて。



side メリー


「コウサ、窓の下見てみて!凄いよ」


私達が泊まる宿の前にはエルフが長蛇の列を作っている。


「ガーグさんの謁見希望者だってさ。ブラックフォレスト周辺の集落からも来ているらしいよ。さて俺達も一仕事あるぞ」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


赤ん坊を抱いた母親がガーグさんの前に立つ。


「ガーグ王子、どうか、この子を抱き上げて下さい」


「泣いたりしねーだろうな。へー笑ってら、お前が将来のエルフィンを支えるんだぜ。頼むな」


年老いたエルフもガーグさんの前に立つ。


「王子様、老いぼれが死ぬ前に戻って来て下さってありがとうございます。これで思い残す事はありませぬ」


うわっ、おじいちゃんガーグさんを拝んじゃった


「おいおい、いくら俺の頭が眩しいからってお天道様じゃねえんだから拝むなよ。しばらくはエルフィンにいるからじいさんよろしく頼むぜ」


少女のエルフが顔を真っ赤にしてガーグさんの前に立つ。


「あの、そのガーグ様良かったら握手して下さい」


「んな緊張しなくても握手なんざいくらでもしてやるよ。……手が荒れてるな。すまん、ババアに民に負担が掛かっていると伝えておく」


うそっ?ガーグさんが頭をさげたらエルフの娘が感動で泣いちゃった!

うわっ、思いっ切り恋する乙女になっちゃったよ!


ミッシェルさんは謁見の受付

イントルさんは丸腰のガーグさんのガード

コウサは不審者のチェックで


「メリー、もう少し力を入れてくれ。くっ、自分がエルフを抑えられないだとっ」


「ハンナ頑張ろう!今手を離したらセシリーさんが暴れちゃうから」



「うんうー、うんううぅううーうんううんううー」

(くぉらー、それ以上ガー君に近づくなー)


私とハンナは暴走寸前のセシリーさんを取り抑えている。



あっ、先の娘がガーグさんに抱きついた。

 

「うーうんんうぅー」


(ガー君のばかー)


セシリーさんの涙の叫びがブラックフォレストに木霊した。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「こうして見るとガーグさんって本当に王子様なんだって改めて思うよね」


「他のエルフィンの王族以上にエルフの民を大切にしているって話だからな。エンリトと似て非なる者って所か」


確かに2人共、エルフっぽくはないけど


「コウサ、どうゆう事?」


「エンリトは自分の容姿がエルフとかけ離れているから、純血にこだわっているんだと思う。一方ガーグさんは猿人族の血が混じっているから普通の王族以上に理想的な王族であろうとしているんだと思うよ。

まっ故郷から離れて好き勝手やっていた後ろめたさもあるのかもな」


またコウサは、難しい話をするんだからー


「そう言えばお部屋に見たことがない箱があったけど、コウサの物?」


「あー、師匠に頼んどいた物が届いたんだ、それでクマさんと仲良しになろうと思ってね」


むー、まだコウサから説明がなーい!


「コウサー、きちんと教えてよー」


「分かってるって。今回もメリーに頼みたい事があるんだし」


へっ?私もロックアーマーベアーとお友達になるの?



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


翌日

~ブラックフォレストの森~


side 功才



「コウサー、次はここだよー」


「わかったー。メリー次を頼む」


これでクマさんとエンリトに最高のプレゼントができるな。

そろそろ人気投票に使ったキャラ一覧を更新しようかと

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