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ザコとガーグさん その13 作戦開始と不安

久しぶりに書きためする事ができました。

なんか安心


side 功才


さて、どうするかな。

自室で策を練っていると、扉を優しくノックする音が聞こえた。


「イントルさんですよね。入って下さい」


これまた優しく扉を開けてイントルさんが入ってくる


「ザイツ殿、良く私だってわかりましたね」


「簡単ですよ、この部屋に一番来るメリーはノックと同時に扉を開けますしガーグさんは外から叫びます。ハンナさんはメリーがいる時しか来ませんから」


これだけ極端なら誰でも分かるって


「相変わらず良く見てますね。ザイツ殿お願いがあります。今回の件、私に同族を説得させて欲しいのですが」


確かにイントルさんはトロル語も話せるけど


「でも今回のトロルは操られている可能性が高いんですよ。説得に耳を貸すでしょうか?」


「食料をその場で食い尽くした所を見ると完全には操られていないと思うんですよ。蛇の道は蛇じゃありませんが、トロルの事は私が一番分かっています。彼等が何に一番なびくかも分かっていますよ」


確かにオーディヌス広しと言えどトロルを説得させたらイントルさんの右に出る人はいないと思う


「わかりました。ところでイントルさんはデュクセンやバルドーの法律に詳しいですか?」


「まぁ、冒険者は国を渡りますから軽くは覚えてますよ」



流石はイントルさん、こんな質問は他のメンバーにはできない


「もし今回の黒幕がデュクセンの貴族階級だと、どうなりますか?」


「……難しいですね。下手をすれば戦争に発展しかねませんから超法規的措置がとられると思います」


「つまり、相手の爵位や勢力次第ですね。トカゲの尻尾切りになるか、何らかの取り引きで無罪にするか…。ミッシェルさんとシャイン様に打診をしておくか」


でも確証がないのにシャイン様に動いてもらうのは不味いか


「保険ですね。それに貴族階級なら精霊魔法を使うかもしれませんよ」


精霊かー。

低級のフローラルでも、あの強さだもんな


「とりあえずミッシェルさんに相談しておきますよ」



俺はセシリーさんに頼んで、ミッシェルさんに連絡をしてもらった。

俺やガーグさんがお城に行ったら怪しまれるだけだし。


「黒幕がデュクセンの貴族階級の場合ですか?」


「可能性は低くないと思うんですよ。その場合のバルドーの立場を聞いておきたくて」


ミッシェルさんにイ・コージの一件と俺の推測を伝えた。

イ・コージの一件の後、シャイン様に確認してもらったらイ・コージはデュクセンの魔法研究所の職員だったらしいが、事件後はその痕跡すらないとの事。



「大丈夫ですよ。こちらには取って置きの切り札がありますから」

そう言うとミッシェルさんが黒い笑いを浮かべる、俺も策を練る時はあんな顔をしているのか?

黒幕対策はミッシェルさんに任せるとして、俺はトロルを誘き出す方法とトロルと戦いになった時の事を考えなきゃ。


そうと決まったら俺がとる行動は1つ


「メリー、今大丈夫?」


そうメリーと一緒に策を練る事

ガーグさんハンナさんはイントルさんに対する感情が強すぎて、今回の相談には向かない。

何よりもフローラルの一件の後に策を練った時は実行前にメリーに報告をする約束になったからだ。


「コウサなら何時でも大歓迎だよ。入って、入って」


端から見たら、ただの仲の良い恋人同士なんだろうけども、話している内容は血生臭い。


「メリーは黒幕がどうやって襲う相手を決めていると思う?」


「貴族なら1人で国外に来る事はないと思うから部下の人に下見に行かせてるのかな?」


「それしか考えられないよな。でもそれだと怪しまれるし、奪った奴隷や宝石はどこに隠しているんだろ?」


「そう言えばブルーメンにバルドーの貴族が別荘を持ってたよ」


あー、そういう事ね


「メリー、ありがとう。黒幕のやり口は予想がついた。………次はトロルとの戦い方なんだけど」


データボール参照トロル


トロルの特徴は何と言っても、その力の強さと打たれ強さです。

基本は1匹で行動しますけども、複数のトロルはさらに厄介な相手になりますよ。

人を襲う時は人が持っている食料を奪う時しかないそうですよ。 

あっ、奪うと言えば美才ちゃんにメリーさんの事を話したら"お兄ちゃんを奪われた"って怒っちゃいました。


いや、砂糖とか仕入れてくれているから、向こうと繋がりがあるのは予想していたけども…

師匠なにをサラッと告白してるんですか?

美才は顔は可愛いけども怒ったら、なだめるのが大変なんですよ


(美才、ごめんよ。お兄ちゃんはオーディヌスでメリーと幸せに暮らす予定だからさ…祝福してくれないかな?そっちに行く手段もないし、師匠に言ってもはぐらかされて、おしまいだろうからさ)


「コウサ?どうしたの?冷や汗をかいたりして」

 

「な、何でもないよ。それよりトロルだよ。何匹出てくるかだよな」



「下手に大人数で行ったら警戒されそうだもんね」



ガーグさんがいたら、それだけで警戒しそうだし。


こればっかりはみんなと相談しなきゃ決めれない。


結果、俺とメリー・イントルさんとハンナさん・ガーグさんとセシリーさんの3組に分かれて、それぞれ商人に変装をしローディヌスの宿屋に泊まる。

それぞれが商品を仕入れて30分置きにローディヌスを出発。

襲撃された地点を過ぎたコンビは変装を解いて折り返して、他のコンビが襲われていたら加勢をする事にした。

明日は休みで暇してるから書きためしようかと

感想お待ちしております

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