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ザコと家族

頑張って2話の投稿。

見てくれてる人いるのかな?

ゴブリン退治の後も、俺の修行は続いた。

結果、体力はついた。

そして覚えた魔法。


スモールファイヤー

指先に小さな火を灯す。

早い話が、人間ライター。

師匠曰わく、焚き火をおこすのに便利。


アーススタン

地面に小さな出っ張りを作る。

気づかなきゃ敵が転けるかもしれない。

当然オークぐらいに大きいと踏み潰される。



ウインドアーマー

体に風をまとわせて、敵の攻撃を逸らす事ができる。

対象は小鳥ぐらいの質量まで。


グラビティソード

自分の武器に重量をまとわせて重くできる。

だから制御できないと腕を痛める。


スモールシャープ

対象物を気持ち鋭利にできる。つーか鋭くなりすぎて、人形を斬りつけたら先が欠けた。

師匠曰わく包丁を研ぐのに便利。


ストーンレイン

足元の小石を上空に巻き上げて対象に降らす事ができる。

地味に痛いだけ。

ちなみに小石がない場合は、砂でも可能。

でも拳大の石で重くて無理だった。


マジックキャンセル

自分が放った魔法の効果を消せる、それだけ。


プチパラライズ

対象者に正座した後の足の痺れを与える事ができる。


フラッシュ

眩しい光をだして目くらましをする。

当然、自分も眩しい。

光を調節すれば明かり代わりにできる。

夜中トイレに行く時には重宝した。



他にも幾つか覚えたが、みんな生活を便利にできるレベルでしかない。1度、師匠に強力な魔法を教えて欲しいとお願いしたら


「良いですけど、制御できない魔法を使うと、下手すりゃ精霊から総スカンをくらいますよ。強力な魔法は自然破壊ですからね」


精霊魔法が使えなくても、精霊に嫌われると簡易魔法も使えなくなるらしい。

強力な魔法を使える様になるには、対象者のみに影響を与えれるぐらいに制御ができなきゃいけないとの事。


こんなので、俺は生き残れるのか?


いや、まだ修行すれば強くなれる筈だ。

できるだけ強くなって、結果を出して地球に帰るんだ。

きっと、家族やダチが心配しているに違いない。


彼奴らはどうだろう。唯は、俺が居なくなった原因なんだから気に病んでなきゃいいが。

でも全く気にしていてもらえなかったら、それはそれでへこむ。


「師匠、俺の親が心配していないか、わかりませんか?」


「わかりますよ。……あー、やめときましょ」


「その間は何なんすか。いや、わかってましたけどね」


親父達は、俺に興味ないし。


「良かったら、聞かせてくれませんか?君は私の大事な弟子なんですから」


「うちの両親は芸能人なんすよ。結構有名な俳優と女優でね。忙しくて殆ど家にいないんすよ。それに…」


「まだあるんですか?」


「姉と妹がいるんですけど2人共お袋似で顔が良くて小さい頃から芸能人になってるんですよ。まぁ当たり前ちゃ当たり前なんですけども親父達は自分のプライドを満たしてくれる姉貴達の方が可愛いらしくてね。1回雑誌のイタンビューで仲の良い4人家族なんて紹介されてましたし」


「それじゃ功才君の小さい頃は誰が面倒を見てくれてたんです?」


「爺ちゃんと婆ちゃんですよ。親父の親のね、家族で俺を褒めてくれたのは爺ちゃん達だけでしたし。そっか、やっぱり俺が居なくてもうちの家族は変わらないか」


運動会や授業参観に来てくれたのも、爺ちゃん婆ちゃんだけだし。

その爺ちゃん達も、親父達とケンカして田舎に戻ったし。



「でも、でも君を心配している人がいましたよ。5、6人ぐらい」


「少なっ、学校は親父が手を回したんでしょ。俺は病欠か下手すりゃ転校扱いになってますね」


「そうですか。それならこの世界で新しい絆を結びなさい。誰でもない、君だけの絆をね」


「俺にできますかね」


「当たり前じゃないですか。君は私の大事な弟子なんですよ」


side ロッキ


功才君が、妙に物分かりが良いのには納得しました。

彼は色んな事を、諦めてきたんでしょう。

そして多才な友達に追いつく為に、努力をしたんですね。

能力が足りないから、小技や工夫で補う様にしたんでしょう。

家族に恵まれないか、師匠が師匠なら弟子も弟子ですね。

ちなみに功才の見た目は中の下くらいです。

美男+美女の子供が、格好いいとは限りません。


感想指摘お待ちしております。

見てくれている人がいたらですけどねー

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