表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/235

ザコとイントルさん その1 新たな依頼

今回の話の中心は、ガーグ冒険者団の良心イントルさんになります。



ミスリル鉱石で作った物


イントルさん

ミスリルスティック

早い話がミスリル製の六角棒。

それとミスリルの胸当て。


ガーグさん

お約束のミスリルソードとミスリルメット。

ガーグさんは頭の防御が心配だから。


メリー

ミスリルヤジリ数個。

ミスリルローブのメリーバージョン2着。

ミスリルを織り込んだ布で服とズボンを作成。

普通のローブだと動きにくいとの事。


メリーと同じくミスリルローブの服とズボンバージョン×2。

ミスリルローブは光沢があり目立つので、茶色く染めた、見た目は完璧に町人A。

そしてドワーフのおじさんに無理を言いました。

ミスリル特殊警棒。

普段は短くできて、持ち運びにも便利。

一振りで、シャキッーンて長くなります。

何よりも隠せば、目立たない。

見た目は完璧に無腰の町人Aに。

出来れば服は、もう何枚か欲しいんだよな。

だって戦闘以外にも危険はあるんだし。


―――――――――



「ねぇ、コウサ。ガーグさん達のフルネームって知ってる?」


「知らないよ?パーソナルカードも見た事ないし。あの人達の性格からして言えるなら言ってるさ。俺だって、この世界の人間じゃない事を話してないんだし」


「そう言えばそうだったね。コウサが側にいるのが当たり前過ぎて忘れてたよ」

「それにガーグさんは無茶苦茶な所があるけど、イントルさんなら信用できるだろ?」

 

「そうだね。イントルさんは、他の人達からの信頼も高いみたいだし」


高いというか、ガーグのお守りはイントル以外は無理なんて言われてるんだよな。


「後は依頼をこなして、俺達を信用してもらうしかないだろ?」



そんなある日、俺とメリーは、ガーグさんに呼び出された。


「討伐依頼が来たぜ。対象者は魔術士イ・コ―ジ。こいつが誘拐をしているんだとよ」


「誘拐?身の代金目当てですか?」


「いえ、魔術実験の為らしいですよ。被害者は老若男女問わず、被害も行方不明から重篤な症状となった者、健康になった者まで様々です」


マッドサイエンティストならぬマッドマジシャンかい。


「でその危ない魔術士はどこにいるんですか?」

 

森にある一軒家とか古びた洋館とか?

あっ、こっちじゃ全部が洋館になるんだよな。


「ドルムーンとブルーメンの間にある古い城に住み着いているんだよ。追い出そうにも、結界をはっていて入れないんだと」


さらにベタなのが来た。


「食糧とかはどうしてるんですか?」


「ゴブリンを操って、近くの森から採集させたり、周囲の村から略奪をさせているそうですよ。話に聞くとかなりの人間嫌いらしいです。そのゴブリンを捕まえたら、魔法が付与された石を持っていたそうです」 

「それを持っていると結界を通り抜けれるんだとよ。今回はフランソワ乙女騎士団との一緒に組んでの仕事になる」


「そりゃまた何で?」

 

「こないだのサュキバスの一件で、俺達に目を付けたらしいな。あそこは美人揃いだから嬉しいだろ?」


ガーグさん、勘弁して下さい。

隣に座っているメリーから、不機嫌オーラが噴出しています。


「目を付けたのは、フランソワ乙女騎士団の面目を潰したからでしょ。それに俺にはメリーがいますんで」


我、無事に不機嫌オーラの鎮火に成功。

確かに美人と仲良くなりたくないと言えば嘘になるけど、メリーと不仲になる、メリーが不機嫌になる、メリーが悲しむとデメリットが多すぎる。

とりあえずフランソワ乙女騎士団の詳細を聞いてみる。

フランソワ乙女騎士団は、フランソワ・ホーリックが作った女性冒険者団体。

乙女騎士団の由来は、フランソワ・ホーリックが騎士の家柄で、女性のみ50数名で構成されているからとの事。

それで今回、フランソワ騎士団の代表が、ハンナ・ハンネスと言う女性らしい。


「ふぇー。ハンナが来るんだビックリしたー」


「メリーは、ハンナさんと知り合いなの?」


「うん、同じ村の幼なじみ。私は女優を目指してハンナは冒険者を目指して村を出たんだ。その関係でフランソワさんとも顔見知りになったんだよ」


「へー、ハンナさんも弓矢を使うのか?」

 

「ううん、ハンナは斧を使うんだよ。ハンナの家は木こりをしてるから斧の扱いはお手の物なんだよ」


「なんだか恐そうなお友達だね…」


「ハンナは美人だよ。コウサも一回会ってるし」


「へっ?記憶にないぞ?」


「ほらメリーとコウサが初めて会った時に、赤い髪でポニーテールの娘いたでしょ?」


あー、あの気が強そうな人。


「でもあの後、メリーと一緒にいる所は見なかったぞ」


「私は劇の練習があったし、あいた時間はコウサといたでしょ。それにハンナはあの後すぐに長期の依頼にでちゃったからね」


「ハンナさんに俺の事は話してあるの?」


「うん、素敵な人と出会えたって手紙で教えたよ」


あー、ハンナさんガッカリするだろうな。

ザコにミスリル製品と思うでしょうが、鉄の槍ではダメージをあたえられない魔物対策です。

イントルさんの正体とは?

わかる人にはわかります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ