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ザコ≧勇者ザコにはザコの闘い方2 勇者への突撃

side 功才


 デュクセン騎士団のお陰でサン・エルフ隊を分断する事が出来た。


「ヤ・ツーレ所長お願いします」


「了解しました。魔方陣起動」

ヤ・ツーレ所長の合図でサン・エルフ隊の足元の地面が徐々に崩れ始める。

やがてそれは大きなうねりとなり大勢のサン・エルフ隊を飲み込む。


「コウサ君、これも君の仕業なのかい?」

突然の出来事に驚いたのかミントが近づいて来た。


「ルーンランドに頼んでおいたサン・エルフ用の落とし穴っすよ」

中央からすり鉢状に崩れていく、アリ地獄ならぬエルフ地獄。


「なんだかんだ言ってコウサ君は優しいね。操られたサン・エルフの人達を殺したくなっかたんだろ?」


「違うっすよ。サン・エルフは操られてるから死を恐れないっす。そんなのをまともに相手するだけ損。それにデュクセン側に被害が出て逆恨みとかされたくないんすよ」

そんな事を言ってる間にもサン・エルフが騎士の攻撃を受けて次々に穴に落とされて行く。

そりゃそうだ、モデル体型のエルフが騎士の一撃をもらって踏ん張れる訳がない。

まあ、怪我をしても酷くて骨折程度だと思うし。

それなら次の段階に行きますか。


「それじゃトム君お願い!!」


「コウサ君任せて!!」

トム君が操る巨大ミスリルゴレームが俺達が乗ってるリヤカーを引っ張ってくれる。

これぞ壁と動力を兼ね備えたゴレームリヤカー。

レクレールの魔術師隊や弓兵が猛攻を仕掛けてくるもミスリルゴレームは小気味の良い音をたてて跳ね返していく。

トム君も弓や魔術を受けても蚊ほどに感じていないと思う。


「ガーグ王子お願いします」


「良いか!!散々舐めた真似をしてくれたレクレールの盆暗どもにゃ遠慮はいらねえ!!かかれっ」

ガーグさんの合図を待っていたかの様にエルフィン魔術師隊が一斉に魔術を放つ。

魔術師隊にはレクレールがガーグさんの家族を罠にはめて殺した事を伝えている。

レクレールに殺されたのはガーグさんの両親と祖父母、つまりシャルレーゼ女王の子供と孫だ。


「ようやく、ようやく積年の怨みが晴らされる。よくもガードをガーポを殺してくれたな!!死にさらせや!!」

シャルレーゼ様がぶち切れた。

流石に大切な家族や王族を奪われた怒りは半端じゃなく強力な精霊魔術が遠慮なしにレクレールに向かって降り注ぐ。

当然、師匠には精霊魔術使用の許可をもらっている。

精霊魔術の嵐に面食らった所にデュクセンの冒険者と牛人騎士団、ヘイムランド戦士隊が突っ込んでいく。

冒険者にしてみれば稼ぎ時だしレクレールは仲間(荒くれガーグ)の家族の敵だ、遠慮をする訳がない。

国にヒュドラやミノタウロスを放たれた牛人騎士団やヘイムランド戦士隊も同様だ。

何より戦いのプロである冒険者、力が猿人の倍はあるドワーフや牛人に戦闘経験が少ないレクレールの兵が太刀打ち出来る訳がなく次々に倒されていく。

やがてぽっかりと開いた穴から勇者パーティの姿を拝む事が出来た。


それじゃ次は

時空リュックをイントルさんに手渡す。


「イントルさんお願いします」


「お任せ下さい。それっ!!」

それは一見すると、ただの透明な球。

大きさは1mぐらい。

球は勇者パーティの後方に落ちると激しい音をたてて爆ぜた。

それによって勇者パーティの後ろにいたレクレールの兵が吹き飛んでいく。

次々と投げられては爆ぜる球により勇者パーティは孤立していく。

やがて1つの球が勇者パーティの近くに落ちた。


「無駄よ!!魔術無効…嘘っ、効かない」


アミが呆然としている。

そりゃそうだ、あれは球に魔術で圧縮空気を詰め込んだ物。

空気には魔力が入ってないから無効に出来る訳がない。

当然、吹き飛ばす事は出来てもダメージは少ない。

でもそれで充分。


「メリー、リヤカーの引き手を変わって。ライトウエポン&シールドボール」


リヤカーの荷台だけにシールドボールをかける。


「コウサ、任せて!!スレイプニルの俊足」



スピードを上げたリヤカーはぐんぐんと勇者パーティに近づいて行く。

シールドボールがなければ荷台から吹き飛ばされていたと思う。


「メリー、ストップ!!それじゃシールドボール」


俺達と勇者パーティを囲む様にしてシールドボールを展開させる。

これでレクレールの兵が攻めてくるのは無理だし、誰もレクレールのチャームの影響を受けない。

誰に何を言われ様がしったこっちゃない。

ザコが勇者に勝つ為には何でもしてやる。

ザコにはザコの闘い方があるんだよっ!!

今日、明日で終われるか?

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