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幕間 メリーとザコ

メリーがコウサに惹かれた描写が分かりづらいとご指摘を頂き掻きました。

無理やり感が否めない

side メリー


砦から出た後も、しっかりとコウサを確保しておく。

コウサには色々と聞きたい事があるから逃げらない様しておかなくちゃ。



「さっ、コウサ一緒にブルーメンに戻ろっ?」


「お、おっう。わかった」


コウサの顔はまだ真っ赤なまま。


「コウサ、私と初めて会った時の事を覚えている?」


「メリーの乗っていた馬車がゴブリンに襲われた時だろ?確か3人組だったよな」


「正解―。あの時のコウサすっごい冷めた目をしてたよね」


その時は手を繋ないだだけで、顔を赤くするなんて想像できなかったな。


「冷めた目?メリーそこから見てたのか?」



「最初はヤバい人だと思ったんだよ。でも気付いたらミントさんの従者のフリをしてるし、終いには1人で歩いて帰っるて言うから不思議な人だなって興味が湧いたんだ」


今思うと違う想いもあったんだけど。


「それで俺が演技をしていると思ったと、開幕準備から見られたんじゃ仕方がないか」


「他の人は気付いてなかったよ。私はゴブリンと戦った事があるから、そんなに焦ってなかったし」


「シャイン様の名前を聞いてハシャいでいたから、うまく誤魔化せたと思ったんだけどな」


「残念でしたー。友達への付き合いでハシャいでいたんだよ」




コウサが唖然としている。

うん、しっかり私のペースだ。


「その後にすぐ再会したんだよね。コウサが下宿のおじさんと話してるの聞いてラッキーって思ったんだよ」



「ちょっと待て。そんな前から俺が隣に住むのを知ってたのか?」


「そうだよ。てっきりコウサも演劇関係の人だと思ってたから、仲良くなりたかっんだ」


「それじゃ何で冒険者ってわかった後も、親切にしてくれたんだ?」


「今はメリーの質問時間だよ。それじゃ次の質問にいきますー。コウサは何で途中から私の事を避けたの?コウサに嫌われたと思ってメリーすっごくー悲しかったんだからね。言葉も戻っちゃうし」


その答えはコウサが、ちゃんと気持ちを伝えてくれてからだよ。


「怖かったんだよ。メリーの周りは格好いい男ばっかりだから。俺がいる場所がない感じで、それに美男美女は苦手なんだよ」



「そう言えば、コウサって自分の話をしてくれた事ないよね?詳しく聞きたいな」


コウサは色んな話をしてくれた。

小さい時からお父さん達に必要とされなかった事。

幼なじみ達に引け目を感じて距離を置いた事。

本当は違う世界の人間だって事。

正直、ショックな内容ばっかりだった。

コウサは自分の弱さも武器にしなきゃいけなかったんだね。



「そっか。だからコウサは目立つの嫌いなんだ。ねぇコウサは、いつか帰っちゃうの?」


「わからねえ。師匠の条件もわからないし、こっちの生活も気に入ってるしな。向こうで俺がいなくなって心配をしてくれているのは5、6人しかいないって話だ」


「メリーはコウサがいなくなったら嫌だよ。こないだ距離を置かれただけでも、あんなに悲しかったのに」


「うー、悪かったって。いやごめん」


「メリーを今後二度と悲しませないって誓ってくれるんなら特別に許してあげる」


「わかった、誓うよ。それよりメリー本気で冒険者になるのか?」


「コウサと一緒にジャイアントシープを倒して思ったんだ。もっと色んな経験をしなきゃ演技もメリー自身も成長できないって。旅をしながらコウサから向こうの世界の演技を教えてもらいたし」


一番の理由はコウサに一目惚れしたからなんだけどね。

でもコウサには、まだまだ教えない。

旅の主導権はコウサが握るんだろうけど、恋愛の主導権は私が握るんだから。

私はコウサが元の世界にも、違う女の人の所にも行かない様に繋いでる手に軽く力をこめた。



次の話が3分の2ぐらいできていたから、繋ぐのに大変でした。

馬車の人間で1人だけ功才を見てたのはメリーなんで勘弁して下さい

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― 新着の感想 ―
[良い点] メリー嫌い。 普通にもとの世界に返してやれよ。重い女だな
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