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幕間 悲しき人達?

今回は短いです

side ヒレタウロス


 牛人族の神殿の奥にある檻、ヒレタウロスはそこに閉じこめれていた。


「ブッ、ブモッ」

ヒレタウロスは今朝も、うなされて朝早く目が覚める。

夢に出てくるのは刃を持った猿人族の男。

そいつは狡猾そうな顔をしていて、あろう事か自慢の雄牛自身を切り落とした奴。

何故にこんな目に遭わなければいけないのか思わず自問自答してしまう。

ついこの間までは仲間と狩りをしながら平和に暮らしていた。

そんなある日、不思議な光に包まれたかと思うと見知らぬ土地に立っていた。

帰る宛はなかったが、幸いな事に周りの獲物は弱く食料に不安はない。

しかし、帰れぬ不安から立ち木に角をぶつける日々。そんなある日、あの悪魔達がやって来たのだ。

そして、あれよあれよと言う間に拘束されて、気がつけば神殿で見せ物にされる日々。

何故か自分を拝む角だけがある自分と似て非なる物達。

そして彼はまた衆目に晒され続ける大祖ヒレタウロス様として。


side ビルクーロ


 (大丈夫、僕はやれば出来る竜だ。死んだ婆ちゃんもそう言ってくれた)


今日はロキ様の住居魔導士の塔に10竜が集まる。

光の古代竜グランツ

闇の古代竜ダークネス

命の古代竜ゼーレ

火の古代竜フランメリア

水の古代竜ゼー

地の古代竜ボーデン

空の古代竜チェーロ

風の古代竜ウインデイァー

魔の古代竜グリモワール

そして時の古代竜の僕ビルクーロだ。

僕に託されたのは古代竜の収集と司会。

ウィンディーアとフランメリアはロキ様の事を知ってるから確実に来てくれる筈。

問題はグランツとダークネスだよなー。

2人とも始原の竜を自称してプライドが高いんだよなね。

特にグランツは光の精霊レクーが問題を起こしてるんだから来てくんなきゃ僕の立場がない。

とりあえずイ・コージからもらった胃薬を飲んでおこう。


―――――――――


 胃が痛い、幸い10竜全員が集まってくれたけど話が前に進まないんだよ。

議題は最近調子にのってるレクーをどう扱うか?

光のグランツは俺の責任じゃねーよと参加しないし、魔石を奪われた水のゼーは私がカタをつけると憤慨しまくり。

闇のダークネスは居眠り中。

風のウィンディーアと火のフランメリアはロキ様を警戒して無口に。

地のボーデンは何を聞かれても"ウム"しか言わないし。

命のゼーレは"戦が始まったら魂の管理がめんどいからマジかんべんー"ってだるそう。

空のチューロはずーっとボーッとしてる。

魔のグリモワールは"無料じゃ働きまっせーん"とか聞く耳もたないし。

それでも僕は頑張った、うざいと言われる様がうるさいと言われ様が会議を勧めた。

でも話はまとまらない。


「おやおや、皆様お集まりで。私が頼んだのに誰も発言しないんですね…怒っちゃいますよ」

現れたのはロキ様。

次の瞬間、僕以外の9竜が姿勢を糺して挙手をしていた。

終わったらルーンランドに胃薬を貰いに行こう。

また連載を増やしてしまいました。

前に書いてたやつを主人公のみ流用した作品です

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