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冒険のあゆみ  作者: 大和奏時
冒険のあゆま

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誕生日デート

Ayumitales by Souji Yamato

 喚起《かんき》士《し》アユマ『20才《さい》の誕生日《たんじょうび》』午後《ごご》5時《じ》――



 美女《びじょ》アユマ(ハイエルフ)は、喫茶《きっさ》店《てん》で、盗賊《とうぞく》ギルド長《ちょう》とデートです。

 その無法《むほう》者《もの》ジャン(人間《にんげん》男性《だんせい》)が、問《と》い掛《か》けます。


「アユミの奴《やつ》は、どうなってる?」


「元《もと》から、女《おんな》の尻《しり》に敷《し》かれるタイプだから‥‥

 もう、わたしの方《ほう》が、主役《しゅやく》かな?」


「そっか、喜《よろこ》んでそうだな‥‥」

「そうそう~☆」


「ところで、誕生日の夜《よる》が、オレとで良《い》いのか?」

「なんでだと思《おも》う?」


 アユマは、微《ほほ》笑《え》みながら、ジャンの目《め》を、真《ま》っ直《す》ぐに見《み》詰《つ》めています。

 ジャンは、照《て》れながら、微笑み返《かえ》します。


「オレに、惚《ほ》れてるからか?」

「それもあるけど、モノが素敵《すてき》で大《おお》きいから♡」


「‥‥えっ?」


「少《すこ》しだけ冗談《じょうだん》よ~☆ 非《ひ》処女《しょじょ》とか、そう言《い》うの気《き》にしないからよ♪

 今夜《こんや》は、素敵で大きな王子《おうじ》さまを、たんまりと、受《う》け入《い》れてあげる♡」


「おっ、おう、任《まか》せろ!」


 ジャンが、誇《ほこ》らしげに、喜んでいます。

 アユマは、幸《しあわ》せそうに、ジャンを見詰めていました。



 しばらく、二人《ふたり》は、会話《かいわ》しています。

 ふと、ジャンが、思い返します。


「オレたちが出《で》会《あ》って、もうすぐ、1年《ねん》半《はん》か‥‥

 最初《さいしょ》は、冗談みたいな『この町《まち》』も、ずいぶんと大きくなったもんだ」


「人口《じんこう》が1万《まん》人《にん》を越《こ》えて、今《いま》では、冒険《ぼうけん》者《しゃ》よりも一般《いっぱん》人《じん》の方が多《おお》い‥‥

 綺麗《きれい》な店《みせ》も、いっぱい、建《た》ち並《なら》んだね♪」


「お前《まえ》は、オレに、居《い》場所《ばしょ》を与《あた》えてくれた。

 感謝《かんしゃ》してる」


「子供《こども》も、産《う》んであげたし~☆」

「あっ、あれは、その‥‥」


「大丈夫《だいじょうぶ》、怒《おこ》ってるけど♡」

「すまない‥‥」


 ジャンが、意気消沈《いきしょうちん》したので、アユマは、衣装《いしょう》の胸元《むなもと》を大きく広《ひろ》げて、ジャンを誘惑《ゆうわく》します。すると、ジャンは、アユマの胸《むね》の谷間《たにま》を、凝視《ぎょうし》しました。

 アユマが、悪戯《いたずら》っぽく、揶《から》揄《か》います。


「単純《たんじゅん》バカ、もう、元気《げんき》になった~☆」

「悪《わる》かった!」


 ジャンが、笑《わら》いながら、立《た》ち直《なお》りました。

 アユマは、満足《まんぞく》そうに、微笑んでいます。


 もっとも、アユマが、こうなのは、苛酷《かこく》な環境《かんきょう》に、精神《せいしん》スキルの覚醒《かくせい》で、適合《てきごう》した強《つよ》さによるものです。



 目下《もっか》、二人は、楽《たの》しく会話しています。

 やがて、ジャンが告《つ》げます。


「このあと、良い店を、取《と》ってあるんだが?」


「断然《だんぜん》、スタミナ定食屋《ていしょくや》よね?

 素敵な王子さまが、元気で幸せになるために♡」


「お前の祝《いわ》いだろ?」


「あは、冗談よ~☆

 今夜は、魔法《まほう》で、即効《そっこう》スタミナチャージしてあげる♪」


「おう、頼《たの》んだぜ!」

「今夜は、眠《ねむ》らせないぞ♡」


「今夜は、孕《はら》ませるつもりで、頑《がん》張《ば》らないとな!」

「避妊《ひにん》率《りつ》は、高《たか》めだけどね~☆」


「それでも、孕ませる!」

「たんまり、どっぷりして、孕ませてよね♡」


 そう言いながら、アユマは、ジャンのエスコートで、次《つぎ》の店に向《む》かいました。

 その途中《とちゅう》で、ジャンは、アユマを抱《だ》き締《し》めてから『お姫《ひめ》様《さま》だっこ』します。



 このとき、大空《おおぞら》には、綺麗な夕《ゆう》暮《ぐ》れ景色《けしき》が広がっていました。

Ayumitales by Souji Yamato

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