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作者: せおぽん
掲載日:2025/11/22

テレビのお笑い番組を彼女と見ている。

「ちょっと、今のコントって最高じゃない?」

と、膝が笑う。人面瘡の彼女と出会って、もう10年になる。中学のバスケットで膝を負傷してレギュラーを外れてからの付き合いだ。


中学で怪我をした当時、深く落ちこんでいた俺は、ただ膝を抱えてテレビをぼんやりと見ていた。とっくに膝は完治している。だが、俺は落ち込んだまま、ぼんやりとテレビを見ている。今さら、頑張ってなんになるんだ。と俺は腐っていたのだ。


その時に、膝がもぞもぞとした。また、膝が悪くなったのか?と思い、俺は膝を見た。そこには彼女がいた。小さい人面瘡の彼女が僕に話しかけた。


「テレビって下らないかな?皆、一生懸命やっているじゃないの。皆を、笑わせようとしているじゃない。それって下らない事?」


あれから、10年になる。人面瘡の彼女なんていない。あれは夢だったのかもしれない。とも思う。でも、俺は、彼女はいたと信じている。今日もマジックで彼女の顔を膝に書く。彼女はいつも笑っている。


俺は彼女がいたから、今も立って歩いていける。


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