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微笑みの遺言  作者: 鳳龍麒亀
第四章
4/9

証拠と嘘と告発と

「……ふざけるなよ」  


 遺言の写しを手に、滝沢喜三郎の息子・晃司は唇を噛みしめた。「親父が……三億を、他人に?」


 父からの連絡も愛情もろくに受けなかった自分には、遺産を受け取る資格がなかったのか。

 (いや、そんなの……許せるか)


 晃司は、密かに施設内の人間関係と行動記録を洗い始める。


 そしてある日――


 「これ……改ざんされてるな」  彼は職員の日誌に、不自然な修正跡を発見した。


 「ハメてやる。あの金は、俺のもんだ」

 復讐にも似た欲望が、彼の理性を飲み込んでいった。


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