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騎士道。  作者: Albert Aldebaran
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青く澄みわたる空。

涼やかな風に揺れる、芝生のフィールド。

天井のないドーム型の練習場は、観客で満員だ。

正面の相手を見据える。

ひとつ年上の先輩剣士だったか。今にも俺に斬りかかってきそうだ。目が血走っている。

だが、一片の隙もない。

気は、抜けないな。

俺も、腰の剣に手を当てる。

辺りの喧騒は遠ざかり、神経が研ぎ澄まされていくのがわかる。

相手を圧倒すること。それは、どんなに相手が弱くても、どんなに相手が強くても、同じく課せられる俺の義務。

それほどの力がなければ、あの人には。

オヤジには、追いつけない。

「追いつけるさ、お前なら」

そう言って笑った、あのオヤジには。

だから。

常に全身全霊で。

俺は闘い続ける。


試合開始の合図で、俺は眼前の奴と同時に、地面を蹴った。

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