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第一話 始まり

【始まり】


目を開ける、辺りは真っ暗だ。

光も音もない。自分の姿すら認識できない。喋ろうとしても声も出ない。

何故こんなところにいるんだ・・・記憶を辿るが何も思い出せない。

自分の名前、顔、何もかもを覚えていない。

焦る気持ちで移動しようと試みるが、体は動かない。

どうすればいいか分からず、記憶を辿る時間が続いた。

しばらく経つと下の方に明かりが見えた。その明かりはどんどん近づいて来る。俺は下に落ちていたみたいだ。

そして人影のようなものが見えてくる。

「はい次〜」

とても幼い声が聞こえた瞬間、視界が真っ白に変わる。

「うっ」

何だ!?・・・・

突然の光に目が眩む。ぼんやりとした視界には椅子に座った子供の姿が見える。

完全に視界が晴れた目に映ったのは十二才くらいの少女だった。

「えーっと、冬馬功善様ですねー」

その名を聞いた時、頭に電流のようなものが走った。そして・・・・・全てを思い出した。


俺は死んだのだ・・・・・


死刑によって。


「はい、はい、、、ん? これは珍しいですねっ!死因は死刑による絞首ですかー。いや〜長いことこの仕事をやってますけど、私のところに死刑囚が来たのは初めてですよ!」

とても明るい声で一人の少女が俺の死因を話している。

よっぽど珍しいのか、ジロジロと俺のことを見てくる。



「地獄にでも落とされるのか?」

俺は日本で犯した罪を思い出しながら苦笑する。

いや、罪を思い出すというよりあの事件を思い出してつい笑ってしまう。

「いえ?地球で30歳未満で死んだ方には別の世界で人生をやり直すことができるんですよー。」

人生をやり直す?まさか死後の世界に本当にそんなものがあったとは。

俺が死んだのは18才だから、その規定に当てはまる訳か。

けど、やり直すってことは赤子からなのだろうか。



「まぁ、やり直すって言っても赤子からやり直す訳じゃありませんけどね。今の姿、今の記憶のまま転生してもらいますっ!あ、私とこの空間の記憶は無くなりますけどね!」

どうやら俺の予想は外れたみたいだ。

まあ、あんな事件のこと忘れて、綺麗な人間ときて生まれ変わった方がいいかもしれないがな。

しかし転生か、死ぬ前にはそんなことある訳ないだろなんてずっと思っていたが、案外すぐ受け入れられるものだな。

この空間と、この謎の少女のせいだろう。

「じゃ時間もあんまり無いんでさっさと転生しちゃいましょー。」

そう言い俺の立っている場所に魔法陣のようなものが現れる。

「いやまて、その転生先の世界ってどんな世界なんだ?」

俺はとても期待していた。日本にも主人公が転生する話なんていくらでもあっただろう。そして転生といえば、

「あなたの期待している通りの世界だと思いますよ!」

俺の期待通り・・・つまりは能力や魔法があるのだろうか。日本では出来なかった事が、その世界では為せられるかもしれない。



「それは楽しみにしとくよ」

心からの気持ちだ。

「はーい!じゃそろそろ行きますよー!」

さあやってやろう

「あなたにピッタリの組織に転生させてあげますよ!」

偽りの正義を掲げたクズ共に

「行ってらっしゃーい!」

復讐だ。





追記

こんにちは!ここからは本編とは関係ありません!

転生するまでの話を作るのって難しいですね〜

ここまで読んでもとくに面白そうではないと思ったかもしれません。それは今後も改善していこうと思います!

しかし二話以降は、とても興味のそそる、設定も面白い!そんなシナリオだと思いますので、是非読んで下さい!


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