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スキとキライ  作者: 長谷川夜
3/4

第三話 短い1日

長谷川夜です。

これを読むと悠人くんと美夏ちゃんの2人のストーリーがもっと読みたくなる!はずです。笑笑

まあ、楽しんで読んでください。

「ピピピッピピピッ…」

目覚まし時計の音で目が覚めた。

予定の時間には間に合いそうだ。

支度を済ませ家を出る。

もう一度担任に渡された手書きの地図を手に取り、それに従い歩く。

すると彼女の家が見えてきた。

家に着いたらチャイムを鳴らすという約束をしてある。

約束通りボタンを押す。

すると、屋内から元気の良い返事が帰ってきた。

勢いよく開く扉に多少驚いてしまった。

「おはよう。じゃあ行こうか。」

そう言って出て来たのは制服姿の山川美夏さんだった。

そして、2人で学校に向かう。2人で学校に向かったことは一度もなかった僕は、緊張してしまっていた。ただ、何も話さないと仲良くなれない。話題を必死で考えた。

「あ、あの…趣味とかってなんですか?」

これが必死に考えて出した答えだった。

「私は、よく漫画とかアニメとかみるかな。オタクみたいな感じ。」

「僕も!最近漫画を全巻揃えるために頑張ってます!」

思わず声が大きくなる。

「なんの漫画読んでるの?」

興味津々なようだ。

「この間買ったばかりなんですけど…」

その後も会話は続いた。登校中にこんなに盛り上がったのは初めてだ。

気が付けば校門の手前、いつもより早く着いた感覚。

「もう学校か…早いね。」

「そうですね。」

そんな会話を交えていると、教室の前に来ていた。不思議なくらい彼女といると早く目的地に着く。


放課後…

一緒に帰る約束を昼休みにした。

昇降口には美夏さんの姿があった。

「すいません!少し遅くなりました!」

「全然いいよ!私もさっき降りて来たばかりだし。」

笑顔で許してくれた。僕も笑顔になる。

「あ、宮原くん。お願いがあるんだけど。」

「なんですか?」

なんのお願いだろう。色々考えてしまう。

「私たち、友達だし、宮原くん敬語使わなくていいよ」

「あっ、はい!あっうん!!」

タメ口であまり喋ったことはない。この際に慣れよう。

「うん!」

そう呟き笑う彼女の顔はとても明るかった。

この笑顔が毎日見られたらなぁ…そう思った。

「今日は一日ありがとう。おかげで学校に行けそうだよ。」

そう言ってくれると嬉しかった。

「いや、ホントに僕でいいのかって不安だったけど、そうなってくれたら僕も嬉しいよ。」

そんな会話をした後、彼女を家まで送った。

今日は彼女の連絡先を聞いたから、連絡が取れるようになった。短期間で仲良く慣れたのも初めてだ。


家に着いて、真っ先にスマホの画面に目を向ける。

すると、早速メッセージが来ていた。

『ミカです。また今度学校行こうね。』

そう綴られている。

毎日が楽しくなりそうだ。

長谷川夜です。

いかがでしたか、悠人くんも頑張ってますね。

ここは素直に見守りましょう。

多分もしかすると次のストーリーでは何か起こるかも…

まぁ、それは読者であるあなたの目でお確かめ下さい。

誤字とかもあるかもしれませんが、多分こう書きたかったんだろうな。と予想しながら読んでください。お願いします。

それで次作で!

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