第二話 悩み
長谷川夜です。
美夏ちゃんの悩みとは、一体何なのでしょうか。
その悩みに悠人くんはどう答えるのでしょうか。
読んでみれば答えが分かります。
「あの、なんで学校に来てないんですか?」
思わず聞いてしまった。あまり聞かない方が良いのは知ってる。だが、何故か聞いてしまった。
「玄関で話してても…ね。とりあえず中入って!」
そう言われたため、中に入る。家の中は綺麗だった。
「ついてきて」
僕は彼女の背中を追いかけて進む。すると、彼女の部屋に案内された。
女子の部屋は初めてだ。あまり女子と関わらなかった自分にとって、初めての経験だった。
「なんで学校に行かないかって、悩みがあるんだ。」
「悩みなら聞くよ。」
気がつけば答えていた。珍しく良い雰囲気になってる。
「ホント?ありがとう!」
彼女は笑顔で言った。
「あのね。クラスのみんなと馴染めなくて…友達といなくて」
さっきの笑顔は少しずつ消えていった。
「だから、ずっと1人で、全然学校が楽しくなくて…」
確かに、そうなってしまうと、行きたくなくなる。
僕は中学の同級生がいたから楽しめているが、彼女は友達がいないようだ。
「そうだったんだね。僕で良ければ友達になるよ。」
僕は彼女にそう言った。
「1人だと寂しいよね。僕が友達になる!」
何故か同じことを二回言ってしまった。連続で。
「ありがとう!宮原くんだよね?優しいんだね!」
彼女はまた笑顔になった。何故だろう。この子の笑顔を見ていると、癒される…。
「じゃあ…明日、学校行ってみるよ!あ、じゃあ1つお願いがあるんだけど…」
そして彼女は続ける。
「学校、一緒に行ってくれない?」
まさかこの言葉が返ってくるとは…。
でも、あの笑顔が見られるなら、いいかな。
「うん。いいよ。一緒に行こう。」
そうして、明日2人で学校に行くことになった…。
作者の長谷川夜です。
第一話はとても短すぎたようですね。笑笑
これからは長めに書いてみようと思います。
それでは、次回も是非読んでくださいね。




