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止まない雨はないと君が教えてくれた  作者: YUKI-MI
第1章 【価値】
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価値 1ページ目



もし、あなたは幸せですか?という質問をされて


「はい」と即答できる人はこの世界にどのくらいいるんだろう。


少なくとも私は「はい」と言えない部類に入ることは間違いないと思う。


私は幸せになりたいけど、その方法が分からない。


でも、幸せになろうと努力をしたこともない。だから当然なのかもしれない。


でも一人は嫌 だとか


皆に好かれたい とか


好きな人にずっと傍に居てほしいとか。そんな風に考えてしまうのはやっぱりおかしいのかな。


私は何も分かってない。


でも、こんな私でも分かってることがある。


私には幸せになる資格なんか、ない。 それと別れはとても痛くて辛いってこと。







*********************************************





- 8月2日 -




夏の日差しが凄く暑い。


ジリジリと焼けたアスファルトからはモヤモヤが見える。多分35℃は超えている。


額にかいた汗をピンク色のフェイスタオルで拭う。


黒く背中まで伸びた髪をポニーテールにする。


やっぱりこの季節に長い髪は暑いかなとは思うけど、わざわざ切りに行く気も起きない。




「はぁ・・・」溜息をひとつ。


なんでこんな暑い日に夏期講習なんか行かないといけないの?という疑問が


それは期末テストの結果が悪かったからだという言葉で一蹴される。


高2の夏、学期末で初めて赤点をとってしまい、その補てんとして夏休みの前半を使って述べ7日の


夏期講習に出なければいけなくなった。


でもこの講習を受ければ夏休み後半は自由になれる。今は我慢するしかない。





しずく」後ろから女の子の声がして振り返る。



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