冒険者への一歩
どうも。こんにちは。
弦間 和将です。
これを書いてる時はすでに12時。
眠い。
明日は最後のテスト。
あれ?これさっきも言ったな。
では、よろしくお願いします。
いざ街に入ると、いやでもワクワクするものだ。
石堤の街道。
赤い屋根に白い壁、黒い柱で構成されたオシャレな中世ヨーロッパ様式の家が建ち並んでいる。
たくさんの人が行き交っている大通り。
影になっていて少し涼むにはちょうどいい路地裏。
そんな風景を見た俺にはまだ少し寂しさが残っていた。
いや、今からは自分で生きるんだ!張り切っていくぜ俺の異世界ライフ!
と、俺はあることに気づいた。
「冒険者になるためにはどうすればいいんだろ……」
俺の冒険者としての生活はいきなり壁に直面した。
「いや、待てよ。なんか忘れてる気がする……」
俺は記憶の引き出しを開けていった。
て……天使!
俺は自分の右腕にあるブレスレットの宝石を触りながら、
「通話」
と言うと、急にプルルルルという昔ながらの電話の音が聞こえた。
なんか異世界感がなくなって残念な気持ちになる。
──はいはい。あ、榎宮君じゃないですか!どうですか? 異世界生活は。
「それが、めちゃくちゃ優しい人に会って泊まらせてもらったりしてさー。結構お世話になったんだよ」
──ほうほう。それは良かったですね!
「あ、もしかしてこの運はお前の祈りのおかげか?」
──ふふぅん! まぁどうでしょうね!
明らかに声が高揚している。
「まぁ一応言っとくよ。ありがとう」
──いえいえ! 例には及びません。ところで何かお困りですか?
「あぁ。一つ聞きたいんだが、冒険者になるにはどうすればいいんだ?」
──あ、それならそこの道をまっすぐ行くと他の家より大きい建物があります。2階建てで、宿屋と酒場があります。そこが冒険者ギルドになります。
「そうか。んで、その後はどうすればいいんだ?」
──その後はギルドで冒険者登録を行ってください。登録しないと、クエストが受けられないので注意してくださいね。
「よし、わかった。ありがとな!」
──はい。頑張ってくださいね。
俺は言われた通り、道をまっすぐ進んだ。
道にはたくさんの店が建っている。
武器屋や防具屋、魔法瓶を売っている店もある。
まぁ王道の世界だな。
「そこのお兄さん! これでもどうだい?」
俺が物珍しそうにしていたからだろうか。
果物屋さんのおばさんに話しかけられた。
生憎だが、一文も持っていない。
「ごめんなさい。僕、今お金持ってないんですよ」
おばさんは悲しい目で俺のことを見た。
「そ、それは悪いことをしたわね。ほら! 大変なんでしょ? これでもどうぞ」
そう言っておばさんは梨のような果物を渡してくれた。
看板を見るとラオギと書いてある。
ということは、俺は字も読めるらしい。
というか、ほんとにこの世界の人はいい人しかいないのだろうか。
「あ、ありがとうございます! またお金ができたら寄らせてもらいますね!」
おばさんは微笑んだ。
「アハハ! そりゃありがとうね。気をつけるんだよ」
「はい! では失礼しますね!」
俺はラオギを食べながら、ギルドへと向かった。
この果物はなかなか美味しかった。
みずみずしくて、適度に甘い感じがとても美味しかった。
この世界にはまだ農薬はないからなのだろうか。
二十分ほど歩くとギルドらしき建物が見えてきた。
ギルドにはたくさんの人が集まっていた。
中には金髪のヤンキーぽい冒険者もいるようだ。
俺はその集まりの中に何があるのか気になり、人混みの中に入った。
人に押され、少々苦労したが見ることができるところまでたどり着いた。
と同時に俺は驚愕のあまりに開いた口が塞がらないかった。
そこには見たことのないレベルの美少女がいたのだ。
顔はスッキリと整っていて髪の毛は長髪で色は藍色。
身長は高くはないがロリでもない。
細く美しい体にフィットしている白い鎧は日光を反射して、輝いている。
まだ年齢は16歳くらいだろうか。
少し幼げが残っている。
なるほど、人が集まるわけだ。
ふんっ!まぁ確かに美少々だ。
だが、俺は美しい女なんかに動揺しない!
ヨウコさんで鍛え上げられたのだから!
動揺しないよ!
絶対に動揺なんか、しないんだからねっ!
なにこれめっちゃ動揺してる。
俺は人混みから抜け出してギルドの中に入った。
受付がすぐそこにあるな。早速登録しよう。
俺は希望で胸をいっぱいにして受付へと向かった。
俺にはどんな潜在能力があるのだろう。
MPと賢さが高い魔法使い型だろうか。
それともHPと防御力の高い前衛型だろうか。
「あのーすいません。冒険者に登録したいんですが」
黒髪でエルフの血が混ざっていると思われる受付嬢は俺の姿を見て驚いた。
多分俺の格好が異質だからだろう。
「は、はい! ではまず出身地を教えてください」
「え、えーと…… に、ほんです」
「ニホンですか? 聞いたことないですね……」
そりゃ聞いたことないよな。
「出身地不明でできませんか?」
「できますよ。では次に目をつぶってください」
え、なに? キスかな。大胆な人だ。
「それでは今から能力のステータス化を行います」
「よろしくお願いします」
ついにこの時が来た……!
俺は目をつぶっていて見えなかったが眩しいのは感じた。
目をつぶっていなければ目が潰れていたのかもしれない。
「はい。もう大丈夫ですよ! ……えーとこれがあなたのステータスになります」
そう言って渡されたのは印鑑だ。
「これをあなたの好きなところに押してください。ただし、右手の指が届く範囲です」
俺は悩んだが、やっぱりわかりやすい所がいい。
ということで左手の手首の甲のあたりにハンコを押した。
すると、綺麗な円形の模様が俺の手首に焼き付いたように刻印された。
正直に言おう。かっけぇぇぇ!
俺の中二心がくすぐられる。
まぁ異世界にいる時点で中二病も何も無いのだが。
「それでは、その刻印に右手の人差し指を触れさせて
『状態』と唱えてください。ステータスが浮かび上がってきますので」
ついに……!
俺のステータスが明かされるのか!
待ち遠しかった最初の大イベントであるステータス公表がついに幕を開けた。
どうも。こんばんは。
弦間 和将です。
そう。
これとこの前の話を今日一日で書き上げました。
つまり、見落としが激しいという事です。
どこかおかしい所や直した方がいいところをぜひ、教えてください。
よろしくお願いします。
では、おやすみなさい。
七月某日
岡山県某所にて
明日ある家庭科のテストの対策プリントを失くし
もう半分そのことは諦めつつ
弦間 和将




