天使との出会い
どうも。こんにちは。
弦間 和将です。
新しい連載始めました!
よろしくお願いします。
ん……
寝落ちしていたのだろうか。
ベッドの上に寝ころんだ覚えはない。
どうりで床が硬いわ...け? え、硬くない。
俺は違和感を覚えながらゆっくりと体を起こし目を開けた……
──────
疑問なんかより感動が、早くかつ確実に俺の心を支配した。
人生の半分を捧げてもいいと思える程の景色。
視界いっぱいに広がる緑の絨毯。
その広大な平原を風が限りもなく駆け抜ける。
俺が眠っていたのは平原の真ん中にたったの1本だけでそびえ立つ大木だった。
「ふぅ……ってえぇぇぇぇぇ!?」
ようやくたどり着いた疑問が脳内を駆け巡る。
俺の口から出た叫びは遥か彼方まで届いた。
なんで俺ここにいるの!? てかここどこ!?
たくさんの疑問符が浮かんだ。
誘拐か? それともまだ夢か?
「おいおいおいおいおいおいおいおいお……」
俺は動揺を隠しきれずおいを連呼していた。
気づいたらこんな絶景スポットにいたのだ。
これを驚かずにしてなんとする。
俺はしばらくの間、無心においおい言っていた。
それから何分経っただろうか……
ようやく俺は落ち着きを取り戻し、冷静になることができた。
とりあえず、辺りを見回してみる。
見回しても特に何も無い。
あるのは海のように広い平原だけ。
しかし、この平原と青空は感動を与えることができるだけの美しさを持っていた。
今度は自分の体を調べた。
寝落ちしたということもあっていつも部屋の中で着ている白と黒のジャージだ。
あいかわらずダサいもんである。
ん?
よく見てみると腕にブレスレットのようなものがついていた。
金色で綺麗な色をしていて、真ん中にはサファイアのような赤い宝石がついている。
俺はつい心の中の言葉を言ってしまった。
ヒトリゴトというやつだ。
どこかの人気二人グループのアニソンではない。
そんなダサい名前の装備、知らない! で有名だ。
「あぁ、あれだな。よくおもちゃで見るやつだ。」
──それはおもちゃなんかじゃないですよ!
……へっ!?
いまの声、いや、声かなにかもわからないような言葉はどこから聞こえたのだろう。
周りを見回してみるが人影は見当たらない。
まさかこれがテレパシーとかいうやつだろうか。
「どこにいるんだ!」
──あなたから約500kmほど離れたところにいますよ! そのブレスレットから話しかけてるんです。
確かにブレスレットから聞こえる。
これが魔法というやつか!
ところで······
「え、あんた誰」
──私ですか? 天使です!
は? 天使? 待て待て。
「あの天使か? 羽生えてるやつ? 天の使いの?」
──まぁあなたがもといた世界では一般的にそういう姿と思われているのでしょうね。実際は違いますが……
違うのかよ。
この天使(自称)が話している内容から察するにどうやら俺を異世界転移させたのはこの天使らしい。
こんな状態でさえ冷静に分析できる俺はかなりすごいと思う。
逆になんでさっきあんなに取り乱したのかわからない。
「てことはさっきのやつも全部聞こえてたのか!?」
──えぇ! こちらからは見ることもできるので全部見てましたよ! ……爆笑しながらですけど。しどろもどろしていて可愛かったです。
「っておおぉい! 何やってんだ天使!」
人が困ってたら助けるもんなんじゃねぇのかよ!
天使じゃないのかな?
──疑ってるようですが、本物の天使です! あなた達が思い描いてる姿が間違っているのです! まぁそれはそうと、なにかご質問はありませんか?
急に話変えるなおい。いや、ない訳ねぇだろ。
逆にあり過ぎて困ってるわ。
「んじゃあ聞くわ。ここどこ?」
──ここはフレイヤ国の隣にあるフレイヤ草原です。
へ? フ、フレイヤ国?
「そんな国、地球にあったっけ……」
──もちろんありませんよ! ここは異世界ですから! もしかして、まだ気づいてなかったんですか!?
いや、心読めるのに気づいてなかったんですかっていう質問はおかしいだろうが。
多分どこかで笑っているのだろう。
そう考えると、いくら相手が天使だからといっても腹が立つ。
「どうせそこで笑ってんだろ! 天使とやら!」
──バレてましたか。といってもここが異世界というのが分かったからいいじゃないですか!
「いっいわけねぇだろ! なんでこうなったんだよ!」
──人類が文明を築き上げてきて1602……だったかな。えーと、ちょっと待ってくださいね。
急に始まったな。
てかおい、紙をめくってる音丸聞こえだぞ。
ちゃんと予習しとけよ……
──ん! んん! 人類が文明を築き上げてきて1702年。急に動物が凶暴になった。凶暴となった動物達は進化し、モンスターと化していった。そのモンスターの中で、王位に位置するものがいた。それは、人間の中で唯一凶暴化した人間。彼は人間に魔王と呼ばれた。っで……えーとまぁあなたは魔王討伐のために選ばれました!
いや、途中で諦めるなよ……
松岡〇造が来そうだから諦めるのはやめて欲しい。
異世界にもいるのだろうか。松〇修造。
「まぁつまり俺は魔王討伐をすればいいと?」
──えぇ! そうですそうです! これからあなたには冒険者になってもらいます。
異世界ものでよくあるパターンだ。
「で、俺が帰るっていう選択肢はないのかな?」
──ないですよ!
即答かよ。
しかし、俺は少し嬉しかった。
なにしろ俺は元の世界でいうパリピという奴らが嫌いなのだ。
でもなぜここに転移したのだろうか。とても疑問だ。
このままここで餓死とかモンスターに会って死亡したらどうするつもりなのだろうか。
俺はそんなたくさんの疑問の中で一番気になっているものを質問した。
「なぁ、転移者に能力とかくれないの? ほら、よくラノベとかだったらチート能力くれるじゃん? あぁいうのないのかなぁって」
──あ、サービスとしてあなたが今来ている服を装備化させておきました。
へ?
どうも。こんばんは。
弦間 和将です。
どうだったでしょうか。
僕のもう一つの方と似ている構成になってしまって申し訳ない……
バリエーションが少なすぎるんですね。
分かります。
よければ次の話も読んでやってください!
読んでいただき、ありがとうございました!
感想お待ちしております!




