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黄昏の語り部フィオラ

作者:弌黑流人
 《歴史が葬った獅子の咆哮。それは、一人の少女の唇から、伝説へと変わる。》

 かつて世界を揺るがしながらも、教会の手によって歴史の闇に葬られた伝説の一族「レオファング」。その名を継ぐ三兄妹は、素性を隠し、安らぎの地を求めて旅を続けていた。

 物語の舞台は、黄金色の山吹が咲き誇る美しき都市アライア。三人はそこで、ひとときの平和を噛み締めていた。しかし、彼らが秘める「至高の知恵」と、一族が竜を屠った際に刻まれた「呪いの紋章」、そして末娘が持つ「死者の声を聴く力」は、平穏を許さなかった。

 ある夜、教会の執拗な追跡と、かつての因縁が呼び寄せた復讐者の刃が三人を襲う。燃え盛る漆黒の夜、地下水道を駆ける決死の脱出。三人は自分たちが「被害者」であると同時に、レオファングの剣によって滅ぼされた一族にとっては「加害者」であるという残酷な真実を突きつけられる。

 それでも、少女は決意する。奪われた名前を呪うのではなく、消えゆく物語を拾い集め、語り継ぐ「語り部」として生きることを。黄金色に輝く山吹の海を背に、三兄妹は未知なる次なる月へと、新たな一歩を踏み込んだ。

【主要登場人物紹介】

アルドナ(長姉)
三兄妹の長子であり、一族最強の剣士。かつてレオファングが竜を討った際に受けた「呪いの紋章」が右腕に刻まれており、その奔流する魔力を制御しながら、大剣「裂界の牙」と至高の剣技を振るう。ぶっきらぼうで苛烈な面もあるが、弟妹を守るためなら自らの命も厭わない、三人の精神的支柱。

シリュウス(長男)
長姉アルドナを支え、妹フィオラを導く、三兄妹の真ん中の兄。眼鏡をかけた冷静な知略家であり、膨大な数式を脳内で処理する「戦術演算」を駆使して戦場を支配する。過剰な演算は肉体に多大な負荷をかけるが、家族の盾となるべく魔導書を手に取り続ける。

フィオラ(末妹)
本作の主人公。琥珀色の瞳を持つ、心優しき少女。死者の残留思念を読み取り、実体化させる特殊な力「冥顕(めいげん)」を持つ。アライアでの経験を通じ、自分が目にした真実や他者の悲しみさえも物語として残す「語り部」としての使命に目覚めていく。

ガリウス
 娘ミーナの霊に背中を押され、三人に「本当の世界の色」を教えるきっかけを作った。

レオン・ヴァルム
 聖教会の若き騎士であり、宝剣「火鼠」を操る復讐者。
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