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災厄のダンジョンができるまで  作者: すばる


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5/7

侵入者

《ファンファンファンファン!!》

朝っぱらから鳴り響く爆音のアラームに驚いて目が覚めると、普段は淡青に光っているダンジョンコアが赤く光っていた。


「うっるさ!?何事だよ!?」


ダンジョンコアが赤く光った時は…なんのサインだっけ??

全く思い出せなかったので少し集中して、ダンジョンコアに植え付けられた情報を辿っていく。


「あぁ!侵入者が入ってきた時の警報か…って悠長にしてる場合じゃねぇじゃねぇか!?」


現状を理解して達成感を感じたのも束の間、現状のヤバさに気がついて余韻に浸っている暇もなかった。

急いでダンジョンコアに触れて、侵入者の姿を確認する。

革の胸当てをつけて剣を持った二人組が洞窟の入り口で何かを話している。


『男の二人組ですかぁ、大した装備もなさそうですしアイアンゴーレムちゃんに任せちゃえば余裕そうですね?』

「いや、俺も出ますよ。一回、人間と話しておきたかったし」

『えぇ〜?情をうつしたりしないでくださいよ?最後には殺さなきゃダメなんですからね?』

「わかってる」


洞窟を抜けて、昨日拡張された部屋に入ってきた二人を確認してから俺もアイアンゴーレムを伴って部屋に入る。


「な!言っただろ!?ダンジョンでもなけりゃ洞窟から突然こんな広い部屋にでねぇって!!」

「確かに、ただの洞窟ではないみたいだな………ん?くっははは!見ろよ!あれ!!」

「あん?何がって…ぷっ!なんだあの魔族!」


俺が部屋に入ると、大声で騒いでいた男がチラリとこちらを見てから指を刺して笑い出した。

ん?俺の格好が何か変なのだろうか?


「あ、あいつ、防具も武器も持ってねぇぞ!」

「ぎゃはははは!殺されに来たみてぇなもんじゃねぇか!」


……そんなに面白くねぇだろ

メルにはああいったものの、会話を試みるつもりだったけど…難しそうだなぁ。笑い方が下品すぎて不快だし…


『なんか、キモい奴らが来ちゃいましたね…さっさと殺して次の奴らにかけませんか?』

「いや、一応会話はしてみよう。話してみたらめちゃくちゃ理性的かもしれないし」

「おいおい!あいつぶつぶつ独り言喋ってんぞ!?自分が死ぬことを理解して脳みそイカれっちまったかぁ!?ぎゃっはははは!!」


独り言…?


「なあ、メルって俺以外に見えない感じ?」

『そうですね、お兄さんのダンジョン関係者以外は見えないです』

「じゃあ、俺ずっと独り言を喋ってる痛いやつに見えてるってこと?」

『ですね』


まあ、奴らにどう見られようが関係ないからいいや…

一旦、話しかけてみよう…無駄な気はするけど。一応にっこりスマイルで…


「やあ、僕はスグル。君たちは僕と会話する気はあるかな?」

「ん?なあ、あいつなんて言ったんだ?」

「さあ?俺は家畜以下の生き物の言葉はわっかんねぇからヨォ。」

「ぎゃっはははは!魔族の言葉なんざ聞く必要もねぇってか!?」


うーん、無駄だったな。多分奴らは猿だ。呪術も使えないタイプの


「ぎゃは!どうせあんなやつ肩慣らしにもならねぇしよぉ、さっさとやっちまおうぜぇ!」

「そうだなぁ、さっさとぶっ殺してコアを奪って帰ろうぜ」


ダンジョンコアを持って帰ってどうする気だ…?人間はダンジョンコアを使って何かできるのか?

そんなことを考えていたら、二人組のギャハギャハ笑ってる方が切り掛かってきた。すっごい冷静を装ってるけど、めっちゃ怖い。え?これどうしよ?俺、実際防具とかつけてないから切られたら多分死ぬんだけど。


「うぉ!?メルか!?助かった!めっちゃ死ぬかと思った!」

『お兄さんほんとに何やってるんですか!?お兄さん切られたら死ぬんですよ!?勘違いしないように!!』

「いやあ、思ったより体が動きませんでした」

『お兄さん、時々私に対して敬語とタメ口が混ざるのなんなんですか?統一してください』

「え、ごめん!?気をつけるわ」

『あ、タメ口で統一するんですね………まあ、悪くないです(ボソっ)』

「え?なんて?」

『なんでもないです!!』


最後の方なんて言ってるのか聞こえなかったけど、メルがなんでもないって言ってるし大丈夫なんだろう。

そして、俺がメルと戯れている間にアイアンゴーレムが男二人を地面にふせさせていた。

あんまり素早そうに見えなかったから一人くらいは逃げられると思ってたけど、両方アホみたいに特攻してくれたから両方捕まえられたようだ。


「ちぃっ!離せよ!クソがっ!」

「いちいち言葉遣いが下品だなぁ……」

「あぁ!?今なんつったてめぇ!?」

「家畜以下の言葉はわかんないんじゃねぇのかよ」


話しかけるとギャハギャハ笑っていた方(…ギャハ男でいっか)はきゃんきゃんと噛み付いてきたが、じゃない方は静かに目を閉じていた。諦めたのかな?

近くにあったギャハ男の剣を拾って、拘束されている二人の方に近づくとギャハ男が顔を青くして慌て始めた。


「な、何するつもりだ!?魔族如きが人間様を殺していいと思ってんのか!?あぁ!?」


うるさいなぁ…別に今すぐ殺すつもりはないって

一応、あくまでも理性的に話しかけて、交渉を持ちかける。


「お前らにはチャンスをやろう。今から俺がする質問に素直に答えたら、解放してやるよ」

「ほ、本当か!?」

「あぁ、ちゃんと答えたらな?」

「わ、わかった!なんでも答える!答えるからこの手退けさせてくれよ、な?」

「いや、解放するのは答えてからだ。お前らが素直に言うこと聞くとも思えないしな」

「チッ、仕方ねぇか…答えてやるよ」


じゃあ、何を聞こうかーーってなんだ?メルが袖を引っ張って囁く


『え!?お兄さん!?だめですよ!ちゃんと殺さないと後々困るんですよ!』

「えぇ、だめか?こいつら、たいして強くもなさそうだし大丈夫じゃない?」

『うーん………仕方ないですねぇ。今回だけですよ?』

「よし、メル(保護者)からの許しも出たことだし、質問を始めようか。でも、一言でも言い淀んだ瞬間に殺すからな」


それじゃあ、質問を始めようか

かんっぜんに忘れてましたごめんなさい。

お詫びに本日は3本投稿です。

本当にごめんなさい

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