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⑻『ズルく生きても構わない』

⑻『ズルく生きても構わない』



「ズルく生きるんだ」、そう始まりを告げた、この小説も、随分と進んで来た。どうなるんだこの先は、何ていうことは、誰も分からないんだ、俺すら分からない。しかし、この出だしの文章なんか、ちょっとズルくないか、そう思うと、何か天国に居るみたいだ。



というのは錯覚で、実際には、俺はズルい地獄に居る訳である。ズルいことをしたからには、何かを手に入れなければ意味がないだろう。上記した文章で、俺は何も手には入れていない。つまり、ズルくなかった、という訳なんだ。



重々、俺は理解しているよ。ズルい奴らが、自己嫌悪に陥ると言う法則をね。しかし、その法則を罪と混同しなければ、ペテン的天国へと行くだろう。その精神の上手く運んだ時にこそ、「ズルく生きるんだ」、という言葉は、本質的な意味を持つのである。

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