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⑽『ズルく生きても構わない』

⑽『ズルく生きても構わない』



「ズルく生きるんだ」、というのは、一つの俺の到達点である。芥川も、ズルく生き切れなかったんだ。太宰も躓いた。意外に、埴谷雄高と安部公房と小林秀雄は、ズルかったんじゃないか、とも思う訳であって、多分その通りだろう。



端的に言って、ズルく生きても構わないのだ。それは、生きる強さ、というものである。我々は、例えば、戦争を回避すること、これをズルくやれたら、一番良い結果だろう。真面目に生きて、戦争に直面することは、馬鹿らしい。



であるからして、「ズルく生きるんだ」、という声は、俺は街中で、堂々と叫んでみたい。無論、願望の様なもので、本当には叫ばないけれど、それでも、ズルく生きることは、強さだと、何処かの誰かに、伝えてみたいと思って居る。

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