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ニンカツその三十一「報酬とお仕置きの女騎士」

「味方だ」「報酬目当ての」

「私を殺す方が簡単ですわよ?」

「でも報酬を払ってもらえるかなー?」

「陰謀を証明したわけでもないし、誰に払いを求めればいいかも分からないし」

「「だいたい、口封じで殺される」」

「ふふっ、その通りですわね」

 テリーヌは小さく笑って輪剣の柄から手を離す。

「私は、何を支払えばよろしくて?」

「「それなんだよな」」

 二人でキレイにハモってから、ん? となる《オレたち》。

「まさかノープラン?」

「オマエこそ」

「てっきり考えてるもんだと頭脳担当」

「勝手に決めれないだろ脳筋担当」

「ケンカ売ってる?」

「今のはついうっかり」

「ふっくくくっ! 止めて下さいませ! その珍妙な一人芝居!」

 《オレたち》のボケツッコミに堪えきれず、テリーヌはお腹を抱えて笑う。

「貴方、一流の道化師になれますわよ」

「それは」「ごめんこうむるよ」

「まあ妥当な所で金かな?」

「物品はアシがつくし」

「いいでしょう。私の命はお幾らとお考えかしら?」

「金貨で五千。ビフと合わせて、キリよく一万でどうだ?」

「上級魔獣くらいですか。もう少し高くてもよろしいのでは?」

「自己評価が高いなー」

「新外壁なら、そこそこいい家が、買える額だぜ?」

「新外壁でしょう? 望むなら『旧外壁』と言わず『内壁』に家を用意しても構いませんわよ」

「「それはご勘弁!」」

 しれっと言われて、慌てて顔を横に振る《オレたち》。

 王都タールザンの『新外壁』の内側は、商人や職人、労働者など一般市民が暮らす地域だ。

 大半は長家に部屋を借りて住むが、徒弟を終え独立し、家庭を持って家を買う者も少なくない。

 税金を払い、市民として認められている者と、彼らに雇われている者の区域で、外壁の外や運河沿いの貧民街と異なる、平和な生活空間だ。

 『旧外壁』内となると、豪商や騎士、役人など富裕層が暮らす高級住宅街となり、二つある『内壁』は『王城』あるいは『大公の館』に隣接して貴族、高級官僚、王族などの特権階級、そうテリーヌの実家がある別世界。

「お嬢さんの家に仕える気はないんだ。気ままな暮らしが性に合ってるんでね」

「《オレたち》首輪が似合うと思う?」

「……生意気で妖しく逞しい少年に首輪だなんて、とても背徳的で……イケナイ気分になりますわね」

 ふっふっと上気しながら、《オレたち》を見る貴族令嬢の怪しい目線。

「単身で中層四階を探索できる実力は本物か、確かめてみたいですわ」

「おいおい、この期に及んで《オレたち》を試すつもりか?」

「報酬を払い、命を預けるのですから。取りあえず、貴方のご職業(クラス)は?」

「「忍者だ」」

 《オレたち》の返事にぽかんとしたテリーヌは、たっぷり三十秒後に大爆笑した。

「く、くふっ、あははははっ! 忍者ですか! 言うに事欠いて! 恐るべき殺戮者、正体不明の超人、いずこかに消え去り伝説と化した職業の!」

「ま、普通は信じられねえよなー」

「だが爆笑されるとムカつくな」

「だってだって、貴方はまだお子様ですわよ? それにその派手な格好! 闇に潜む暗殺者とは思えませんわ!」

「ずいぶんナメられたもんだ」

「なら証明してやるよ。後ろだ」

「えっ!?」

 背後に強烈な殺気を感じて、テリーヌは反射的に輪剣を抜き打った!

--ゾンッ!

「あっ? ウソっ! そんなっ!」

 鋭利な刃、修練を重ねた斬撃が、突然現れた小柄な人影の首を跳ね飛ばす!

 それは目の前にいたはずの少年。

「わたくしっ! 殺すつもりなんて!」

「おっと」「まだ居るぜ?」

「ひぃっ!?」

 輪剣を握りしめた右手と左手を、それぞれ掴み、臀部を守るスカート状の装甲(キュレット)の、開口部から手を差し込んで。

 もっちりとした尻たぶの、ふわとろな手触りを楽しむ《オレたち》。

「んはっ! んぁああっ!? 二人っ!? 三人っ!?」

「「「「いいや、四人だ」」」」

 四人目の《オレたち》は、両手を拘束された女騎士の真後ろから、胸甲の両腋のベルトを解き、開いた隙間に手を潜り込ませる。

「はぅっ! あっ、何お゛っ!? おぅんっ、んぁ、ああぅんんっ!」

 スリスリ、コリコリと、指先が触れるか触れないか、もどかしい愛撫を双乳の

頂きに施されて、喘ぎ始めるテリーヌ。

「こっ、降参ですっ! これが貴方の『分身の術』、実体を持った分身なんてぇっ! 伝説に劣らぬ忍者の技ですわぁっ! 認めます、認めますからぁっ!」

 マシュマロのような臀部を、谷間の奥まで揉み込む淫靡な愛撫に、指の気配だけを乳房に這わせ、焦らされる飢え。

 そして不意に、首を跳ねたハズの少年が、妖しさを増して正面に立っていた。

「う、うそ……生き返るなんて、あ、あああ……そんな、そんなぁっ!?」

「驚いて頂けて嬉しいね」

「でも舐められたのは悔しいなー」

「と言うわけで」「お仕置きタイムだ」

 ニィと笑う《オレたち》に、令嬢は恐慌をきたして暴れ、許しを乞う。

「んひぃっ! 謝ります! 謝罪しますわ! 報酬を倍に! だから、だから、許してくださいませぇっ!」

 そう喚く往生際の悪さの裏に、《オレたち》は淫らな期待を嗅ぎ取った。

 そう、テリーヌは煽ってる。

 圧倒的強者の怒りに対面し、何かに目覚めたのか。

 無様に泣き喚く獲物を演じて、《オレたち》を誘っているのだ、この女は!

「全く上品ぶって、大したお貴族様だ」

「キスと乙女の純潔は守ってやるよ」

「とくれば、残りは後一つ」

「「女騎士ときたら、お尻だよな!」」

--ガシャンッ!

 腰の草摺(タセット)を解くと、彼女の下肢を守る鎧が音を立てて床に落ち、優美な曲線を露わにする。

「あっ、あっ、ダメっ、ダメですわぁっ! わたくしのっ! お尻だなんてっ! そんな汚らわしいところぉおっおおおおっっ!?」

--ぐにぃ。

 ねっとりと指に絡みつくまで熟れこなれた尻たぶを左右に開き、背後からカタいモノをあてがうと。

 テリーヌは弱々しく首を左右に振り、縦ロールの銀髪を《オレたち》の鼻先に掠らせる。

「ふっ、はっ、ふふっ、ふぁああ……っ」

 漏らす吐息は熱く潤み、胸を大きく弾ませ、《オレたち》の手を吸いつかせ。

--ビッ! ビリリリッ!!

 いよいよ高ぶるまま《オレたち》は、きめ細かい上質の白タイツごと、刺繍されたレースのショーツを破り捨てた。

「お仕置きだから」「好き勝手するぜ」

「力を抜けよ」「そぉら」

「「イクぜ!」」

--ズンッ!

「くはぉおおおぉっ! かはっ! くふぅっ! くぉおぉおおっ! おっお゛~~っ! ぉお゛~っ!」

 勢いよく裏門を突入された女騎士は、あられもなく汚い嬌声を上げ、膝をがくがくと笑わせ、腰を落としてきた。

 《オレたち》は強烈な圧迫感に思わず顎が上がり、だが爪先立ちで背伸びして、懸命に下から突き上げる。

「おふっ! んおぉおっ! おぉんっ! おほぉおおっ! またですわっ! わたくしっ! 抗えませんのぉっ!」

 ガラン、ガランと輪剣を取り落とし、激しく身を捩り尻をくねらせて。

 両脇で腕を掴み尻肉を割り広げる《オレたち》の分身に、テリーヌは蕩けた顔を見せつけた。

「めちゃくちゃにっ! わたくしをぉ! めちゃくちゃにしてくださいませぇっ! ああっ! おしりっ! いい~っ!!」

「首輪が似合うのは」「オマエだな!」

「お望み通り」「めちゃくちゃに」

「「してやんよぉっっ!!」」

「かふっ! くひゅうっ! んへぇっ! おっおっおっおっ! お゛ぼぉっ! んぉおおおっ! お゛~~~~っ!」

 辛抱出来なくなった左右の分身も、動き始めた。

 テリーヌを激しく貪る三体分の感覚が《オレたち》に流れ込むのを、奥歯を噛みしめて味わいながら。

 首の傷跡を撫でつつ、女騎士の痴態に舌なめずりする一体目の《オレたち》。

「キスは許してやるし」

「こっちも選ばせてやるよ」

「欲しかったら」「自分で、な?」

 袴を脱ぎ、褌を解いた《オレたち》の腰へと、貴族の令嬢は躊躇いつつ顔を近づけてきて。

「んはああ……っ! 大きすぎますわ……これが、わたくしのおしりにもぉ……はぁ、はぁ、ちゅっ、ぬちゅっ! ちゅるるっ、んちゅっ、んはぁ……れろ、れろぉ……」

「いいぜ、ああ、いい……」

「うっ、ううっ! うぁっ」

 《オレたち》は女騎士の口の熱さ、舌の淫らな蠢き、そして灼熱の摩擦感に酔いしれ、喘ぐのだった。

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