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10話


魔物を倒し、俺はまたゲームソフトを買うために列に並ぼうとお店に戻った。お店は案の定ソフト売り切れという残酷な張り紙がしてあった。


「はぁ。」


とため息を吐き、俺は沈んだ気持ちを紛らわすために、少し歩いたところにある広場に行くことにした。


スマホで音楽を聴きながら歩くと、大きな広場が見えて来た。この広場の近くにはアイスクリーム屋さんがあるのだ。そのアイスを食べながら、広場の風景を見るのが好きなのだ。


俺はアイスクリーム屋さんで、バニラのソフトクリームを買い、広場のベンチに座った。広場にはお母さんと子供がいるくらいだった。やっぱり平日の昼は人が少ない。


俺はアイスを食べながらぼーっとその光景を眺めていた。


「平和だなぁ…。」


俺はその様子を見て和んだ。さっき魔物が出たばかりだが、街の人も魔法少女がいるという安心からか魔物に慣れつつある。


アイスを食べ終え、ゆっくり目を閉じおれの意識は夢の中へと旅立った。



















トントン


誰かが肩を叩いている。俺はゆっくりと目を開けると。アリスがなぜか俺の目の前にいた。


「アリス…さん?」


俺がそういうとアリスは


「夜霧ちゃんこんなところに寝てたら風邪ひくよー?」


そう言って俺の隣に座った。そういうと彼女は手に持っていたジュースを飲み始めた。


「あれ?アリスさんはなんでここにいるんですか?」


「あー。私ここの広場好きなんだよね〜。休日は結構人いるけど、平日の昼間なんか全然人いなくていいんだ!」


ほー、アリスさんもここ好きなんだ。確かに平日人少ないから、落ち着くのはわかる。


「魔物と戦っているとたまにのんびりしたくなるんだよね、そんな時にここがベストって感じでね!」


そういうとアリスさんは笑った。アリスさんはあっそうだ!というとスマホを取り出し、スマホを取り出してこちらに渡した。


「それねー魔法少女専用の端末。前渡しそびれちゃったからさー!」


「ありがとう。これってどんな機能あるんですか?」


アリスさんがいうには、魔法少女たちで連絡が取れる端末らしい、そのほかの機能は、魔物の発生状況などが見れるらしい。リアルをあまり知られたくない魔法少女は、その端末を仕事用に使っているらしい。


アリスさんと雑談をしてるうちに大体魔法少女の仕事がわかって来た。普段何もない日は、魔法少女用のスマホで連絡を取り、暇な魔法少女が見回りをしている。厄介な魔物が出現した時に、連絡が入り、出動と言う感じらしい。思ったより休みが多そうだ。


しかし、最近魔物が強くなっている傾向があるらしい。知性のある魔物がいい例だ。


魔石は魔法少女専用施設内に換金できるところがあるらしい。ふむふむ、勉強になる。


しばらく雑談したのち、俺は家に帰ることにした。



バニラ大好き

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