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1話

「はぁ」

そう俺は呟いていちごオレを飲む。

目の前にはよくわからない巨大な生物が息絶えている。ふと、建物のガラスに写っている自分の姿をみる。綺麗な黒髪のショートカットに、薄い碧い瞳、真っ白な肌、頼りない細い手足の女の子が写っている。


「なんでこうなったかなぁ、」


そう呟いて、俺は片手をポケットにいれ、またいちごオレを飲みながら、歩き出した。


一ヶ月前…


「やべぇ遅刻するわ!」


俺は、急いで制服に着替え、適当にパンを食べ学校に行く準備をした。出かける前に両親の遺影に手を合わせ、俺は家を出た。数年前、俺の両親は俺と妹を残して、交通事故で亡くなってしまった。


残された俺と妹は、両親が残した貯金と、周りの人の支えもあり、なんとか生活していた。そんな妹も、女子校に通い、今は寮暮らししているため、今は家に俺一人で暮らしている。祖父祖母が定期的に家に様子を見にくる。そんな感じだ。


いつも通りの通学路を自転車で駆け抜けていると。サイレンが鳴り響いた。


「魔物が現れました。市民のみなさんは、直ちに建物へ避難してください。」


この放送は、街に魔物が現れたときに流れる放送である。十数年前から突如世界に遭われるようになった魔物という存在。それと同時に不思議な力でそれを打ち倒す。「魔法少女」という存在が現れた。最初の魔法少女を人々はアルファと名付けた。


ここ最近はまあまあな数の魔法少女がいる。俺はあまり興味がないので、あまり詳しくないのだが。魔法少女はある日突然その力を宿すらしい。


今は、魔法少女と国で連携して活動している。国と連携している魔法少女を、公式魔法少女と呼んでいる。それ以外を野良魔法少女と呼んでいる。

公式魔法少女は、強さや活躍具合によってAからFまででランクを付けられている。俺が知ってるのはそれくらいまで。


俺は、身の危険があると嫌なので近くの建物に隠れることにした。


「隠れれそうなとこあるかな」


そう言って隠れれそうなところを探していると。突如道路の真ん中に黒いブラックホールのようなものが現れた。


その瞬間俺は、体が硬直した。今目の前にあるものは、確実にやばいという俺の直感が、そう告げていた。


そのブラックホールからはやがて、黒いまがまがしい熊のような化け物が出てきた。その熊はやがてこちらを向くと。こちらに向かってきた。


俺はその瞬間全力で自転車を走らせた。後ろからはものすごい足音が聞こえたが、俺は振り返る余裕もなく全力で自転車を走らせた。


化け物の足音が近づけいてきたと思った瞬間。背中に衝撃を受けて。自転車から落ち。俺の身体は地面に転がった。


化け物はその様子を見ると、くるりと後ろを向き。どこかへいなくなった。俺の体からは赤い熱い血液が流れ出てきた。俺は死ぬのか?俺が死んだら妹が一人になってしまう。嫌だ、死ぬわけにはいかない。


ドクンッ


血だらけの体から黒いモヤが出てきた。そのモヤは俺を包み込むと、体にまた激痛が走る。


「ぐがぁっ!!ゔぁぁぁ」


俺はひたすら叫び続けた。数分間か数十分ほど経ったとき痛みがなくなった。起き上がってみると体の傷がなくなっていた。


「どうなってるんだ?」


周りを見ると、俺の血がある以外いつもと変わりがない。あの化け物も多分もう魔法少女がやっつけたかな。それにしても疲れた。


てか、学校遅刻じゃないか!今何時だ?スマホを取り出そうとポケットに手を入れるところで俺は初めて気づいた。


今おれは制服を着ていないことに。俺は今よくわからないが黒いふくを着ている。それに女の子のような服を着ている。というか、胸が膨らんでいる。


「あ?え?お?」


性別変わってます?

のんびり書きていきます。

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