登場人物紹介※挿絵注意
※登場人物の再度紹介と、物語の地「ウェルズ王国」のまとめです。
※挿絵(国の地図)に注意。
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ここ最近私の夫であるアラン殿下の様子が変だ。
普段から冷たい彼だったが、ここ最近私に話しかけるようになったり、食事を一緒にとるようになったり…
どういった心変わりなのだろうか と首を傾げていたが、今になると納得できる。
アラン殿下には恋人がいるのだ。
ここ最近彼の周りにいる彼女。
この前は抱き合っているところを目撃してしまった。
でも私は別に怒ったりも、彼女との関係を邪魔しようだなんて思ってはいない。
そもそものこと私と彼との婚姻は、両家の親の間で決められた…いや、国王陛下が半ば強引に決められた婚姻なのだから。
きっと将来彼女と殿下が結ぶにあたって、きっと私は邪魔者だろう。
きっと殿下は私と婚姻を解消なされるだろう。
彼が優しいのはきっとこの後私を追い出すにあたり、何か気が引けるものというものがあるのだろう。
ああ、なんて心優しい殿下なのだろうか。
でも安心してください。
私は殿下と彼女の間を邪魔するつもりはありませんし、このまま王宮に居座ろうとも思っていません。
私は手紙を4通通置いて荷物をまとめると、侍女のカリナを連れて王宮から離れたのだった。
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【登場人物紹介】
カーラ・ディ・シャルル
→ウェルズ王国宰相であるライリーの娘。国王の半ば強引なお願いにより、国王の息子で王太子のアランと結婚している(詳しい話はまたおいおい話していきます)。小さい頃はお転婆な娘だったが、アランの妻としてそれは良くない と普段はアランの一歩後ろに下がり、必要な時に発言をするようにしている。「これ」と決めたことはすぐに行動してしまう癖がある。
アラン・グラハム・クレーヴス
→ウェルズ王国第1王子であり、時期国王でもある人(つまり王太子)。最初はカーラとの婚約に不満を持っていたが、一緒に過ごしているうちにだんだん惹かれていって…。冷たい性格かと思われるが、そんなことはなく実際は温厚で優しい性格です。
キャベル・ノン・テミペリ
→カーラがアランの恋人だと思っている女性。今は詳しく言えませんが、いろいろと事情がある女の子です。はい。
ライリー・リン・シャルル
→ウェルズ王国の宰相であり、またシャルル侯爵家の当主でもある。カーラの父。国王陛下の古くからの親友でもある。ちょっと辛辣だが、家族の前ではよき夫でありよき父である。特に末娘、カーラの事を可愛がっている。カーラとアランの婚姻についても、結構悩んだのだとか…。
マシャル・ハイ・クレーヴス
→ウェルズ王国の国王であり、アランの父。少し怖い見た目とは違い、ちょっとわがままなところもあるけど優しい人。マシャルが国王の座についてから、王国は更に豊かになり国民からの信頼も高い。
ヨナン・ル・シャルル
→シャルル侯爵家の長男であり、時期当主。カーラの兄。表向きはとても優しくまさに絵本に出てくるような爽やか王子なのだが、結構腹黒いところもあったりする。カーラの事を可愛がっており、カーラを泣かせた人は裏でこっそり………(ストーリー内で見れるかも)
ルイ・クロード・シャルル
→シャルル侯爵家の次男。双子のルネの兄でもあり、カーラの兄でもある。ヨナンの弟。訳あって、ルネと一緒に隣国へ留学中。
ルネ・アルベルト・シャルル
→シャルル侯爵家の三男。双子のルイの弟であり、カーラの兄でもある。ヨナンの弟。訳あって、ルイと一緒に隣国へ留学中。
※ルイルネのお話はまたストーリーにして、投稿します。
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【ウェルズ王国】
詳しいことはまた後々に付け足していきます。
2月21日挿絵更新
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ここまでお読みいただきありがとうございます。現在非公開にはしていますが、訂正や続きの完成次第また投稿再開していきたいと思います。これからも「未来の王妃は逃亡中」をよろしくお願いします。