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異能部  作者: KAINE
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職場の日常その12

 「社長、確認なんですがオペレータールームへの私物の持ち込みって可能でしょうか?」

 「モノによるな、お茶とかゼリーみたいな飲み物や流動食ならまぁOKだし写真立てとかも構わないがSDカードとかの記憶媒体はアウト、カメラの類いもアウト、灯油やガスストーブもアウト、煙草は禁煙だから電子でも吸うのはアウト、まぁ携帯とかは目溢しするけど使用は部屋を出てからになるね、他はまぁ自由かな? 例えば空調は在るけど欲しいならブランケットとか小型のハロゲンヒーターとか自分用のクーラーとか、後はクッション類に休憩をアソコで取ろうとは思わないだろうけどそうしたいなら耳栓とアイマスクとかもOKだ、後はまぁ常識的な範囲になるなペット連れ込むとかバカでかい人形とかは普通に考えてアウトだし家族や子供もアウトだ、残念ながら我が社に子供を預ける施設を作る予定はないし家族の参観もない、せいぜい家族割りが有るってってくらい」

 「なるほど、休憩はどのように」

 「流石に全員が一気にって訳にはいかないから11時12時13時の三つに分けてになるか、夕方も17時を基準にシフト調整かな、その辺りは臨機応変で任せるよ、まだ企業したばかりでどのくらい忙しいとか解らないし自分で言うのもなんだが俺はトラブルメーカーだからな、業務以外のクレームやらなんやらも山のようにだ、必用なら人事に言って増員を頼むと良い、新しく社屋作ってコールセンター専用ってのも軌道に乗れば考えてるから今の人数じゃ足りないしな」

 「業務をそこまで拡大させる予定なんですか?」

 「あー、その辺りはかなり難しいんだよな、土地のサイズ的にコンテナの上限が在るし仕様後の清掃とか慣れてきて手早く済ませるにしても回転率に限界も在るから1日に飛ばす事が可能な便数に上限がある、だからソレを捌けるだけの人員が要れば良いんだがここに俺のトラブル気質が加わって予約以外の業務がコールセンターには乗り掛かるからプラスで10人はクレーム担当が欲しい、今はまだ選任は必用無いだろうが遠くない未来に必用になるだろうさ、何せ俺だからな」

 「はぁ」

 「その感じは理解してないな、良い機会だし耳だけ向けろ、俺のモットーは目には目を歯には歯をで害意を向けられれば害意で返すし殺意には殺意で返す、今までもこれからもな、端的に言えば俺を殺そうとする奴や組織は山のように居て何度も殺されてる、すぐに生き返るがな、んで報復もしてる、具体的にはミンチと更地が基本だな、たまに天地逆さまとか太陽への旅とか深海の神秘とかもあるが概ね殺し殺されだ、俺の死体は嫁だけで三桁行くがそれ以外含めりゃ四桁に届く、俺が殺した数もたぶんそろそろ五桁行くんじゃねぇかな、悪人とかカルトに染まった狂信とか脇に置いて普通に人をな、そして繰り返しになるがこれからも変わらない、何度も死んで何度も殺す、そんなのが社長やってるんだ、真っ当だと思ってる奴や真っ当な奴がガンガン連絡してくるだろうし勘違いした馬鹿が頭の悪い目的のために利用してやろうって連絡もしてくるだろう、残念ながらそれを止めるのは無理だしガチャ切りしてもまた鬼電だ、だから契約書にも昇給書いてある、こんな面倒なの何時までも格安で雇う訳にもいかんからな」

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