表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鏡合わせのパズル

作者: 黒宮杳騏

「信じるだけ無駄」なんだって

僕に笑いかけた君はさ

長かった髪を切られても

動じなかったね


それは立派な傷害罪

誰も助けてくれないなら

君の短くなった髪へと

花を飾ろう


悲しいなんて言えなくて

仕方なく目を閉じ耳を塞ぐ

涙が赤い跡になり果てて

明日は今日も続いてく


僕らはまるで鏡合わせの様に

けれども双子の様に他人で

似た様なパズルを抱えて生きて

その難しさが当然で

誰か(まわり)と違うのが不思議だった

神様どうか救うなら彼女を先に


「いつかまた此処で会えるよね」って

君の肩を叩く僕がさ

冷え切った世界を憎んでも

仕方ないよね


どんな理不尽も咎められない

家の中だけで響く悲鳴

閉鎖的空間は幕を引き

理想は壊れた


苦しいなんて言えなくて

仕方なく目を閉じ耳を塞ぐ

奥歯が軋む程に噛み締めて

今日も明日に絶望する


僕らはまるで鏡合わせの様に

けれども双子の様に他人で

似た様なパズルを抱えて生きて

その難しさが当然で

誰か(まわり)と違うのは明白だった

神様どうか救うなら彼女を先に

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ