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ちょっと大事になりすぎなんじゃねと彼は思った


ピクニックの半分は前準備で出来ている。

おうちに帰るまでが遠足であるように、出かけるまでもピクニックなのだ。


というわけで、何よりもまず根回しだ。

何か始める前には根回し。日本の心である。


というか、このピクニック大作戦はゴンの監視及び崩壊がメインだ。

御影の説得なぞ刺身の下の大根の千切りである。

とにかくゴンを監視しなければならない。

要はそのための人員を確保しなければならないのだ。


「正直、もうそこまでの戦闘能力はいらないと思うんだよねえ……」

「基本いらないだろうな。問題は崩壊時になにが起こるか……」

「うーん、そうなるとカルルット君は必須かなあ……」


ウェイバー型不定流体。

カルルット・デルルットの基本武装であるそれなら大抵の事態には対処できる。

リューイ曰く「もうマジであれ頭おかしい……」レベルの加護であるそうな。


「あと、ギデル君もほしいよねえ……」

「物理的な移動速度においては右にでるものがいないからな……」

「最悪、分体ごとはねとばしてもらいたいんだよね……」


……邪神の分体はねとばせんのか、あの人は。

流石は騎乗時特効能力者。

いや、騎乗状態を見たことない御影からすればなんかよく物なくしてる人のイメージしかないが、ディーさんに聞いたところによると最前線に「箱」を送り届けるという一点において右に出るものはいないのだとか。

きっと立ちふさがる眷属をはねとばしながら爆走してるんだろう。


「イヨル君とジャイニーブ君は確定として……」

「勝手に確定させるな、おい」

「俺は別に良い。デフォル人の参戦は必須だろう」

「で、イヨル君がこっち来たらジャイニーブ君暇じゃん? 一応分体の崩壊案件だからボーナスでるよ?」

「……しゃーねーなー!!」


最早、この二人については説明不要である。

頼れる先輩には今日も頑張っていただこう。


「まー、さける人数的にはこれが限界かなー。あとはもう適宜スポットで入ってもらう感じですよ」

「妥当なところだな」

「おう」


そんな感じで。

メンバーは決まった。


……正直、ちょっと大事になりすぎじゃね?

御影はちょっぴりそう思ったとかなんとか。

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