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それはきっと、作者のせい……

俺は仕方なく国王になる事を契約した。

だが、人間が国王になるなんて、許されるのだろうか……?


「響喜様、時間がありませんので、早速明日式を行います」

「えっ!?明日!?いくら何でも早すぎませんか!?準備とかも……」

いきなり国王になれというハチャメチャなお願いからの、明日式を行うという、かなり急過ぎる展開だ。


アルノーは「ふぅ」と小さく溜息をつくと、王室にあった電話を取り、急いで話した。

「呉服屋、明日までに上等な衣装を用意しろ!教会、明日は開けてくれ!それから……」

彼は瞬く間に指揮をし、驚く早さで準備を整えた。

「おー、さすがアルノーじゃ。短時間で準備を済ませよった」

国王は呑気にパチパチ拍手をした。


ダメだ、やっぱり展開が強引すぎる……

マジで展開早いぞ、おい……


俺は次々と進んでいる出来事に、不安を覚えた。

誰かさんのせいで、こんなに展開が早いとは思わなかった……

こんなに進むと、もう後戻りできない気がして……


「本当に……俺が国王なんて出来るのでしょうか?」

俺は不安と恐怖心が沢山で、プレッシャーに押しつぶされそうだった。

「人間界でも、多少の教養は受けているでしょう。大丈夫ですよ」

アルノーは優しい口調で言ってくれたが、やはりまだ恐怖心が拭いきれない。


「あの……俺、頭悪いし……成績なんか、下の下の下だし……。それでもまぁ……大丈夫ですよね?〝多少の教養〝はありますから……」

俺は引きつった笑顔で、大丈夫ですよと言わせようとした。


アルノーがピクっと反応する。

「学業が下の下の下……ですと?それはそれは……国王としていけませんねぇ〜……」

彼はニャッと口角を釣り上げたが……目が、目が笑ってねぇー!


「国王!これからは教養を身につけるために過酷なレッスンをさせて頂きますよおぉ!」

「ぎゃあああーーっ!」


やっぱ国王なんてなるんじゃなかったあぁ〜っ!

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