金も女も自由だよ
かなり更新遅れましたー(テスト期間でして...言い訳ゴニョゴニョ)
ブクマが少なくても評価悪くても、自分の修行のため一応最後まで書くつもりです^^
状況があまりよく飲み込めないが、どうやら俺は天国に来たらしい。
「はは、またまたご冗談を」
俺はため息混じりに呆れた様子で言うと、国王は必死になって訴えてくる。
「違う、信じてくれ!封印の話しはアルノーから聞いたか?」
封印……あー、そんな話があったなー。
「確か人間と異世界人の血を持つ者が10年統治すれば封印出来るっていう……」
「君がその、人間と異世界人(我々から見て異世界人は人間の方じゃが……)の血を持つ者じゃ!だからこの通り!君を国王に就任したい!」
国王はこれ以上ないってくらいに腰を折り曲げ、力強く頼み込んだ。
俺はどうしたらいいか分からず、狼狽える。
「いやいやいや、俺は普通の人間だし?仮に血を持つ者だとしても統治なんて難しいこと高校生の俺にそんな……」
「勿論政治を青年の君に任せっぱなしにはしないし責任もわしが取る。欲しい物も金も女も自由じゃぞ!」
国王は涙目になりながら宝石がぎっしり入った箱を差し出してきた。
そしてアルノー大臣も付け加える。
「勿論人間界で学業を優先してもらっても構いません。異世界(我々から見れば人間界が異世界ですね……)と人間界を行き来しても大丈夫です。生活に大きな支障は出ないよう、保証致しますので」
「金も女もいらないです……まぁ、どうせ夢だろうし、死後の世界だろうし?別になっても……構わない……ですけど」
夢か天国か。
どうせこんなのは現実じゃないから、構わないけれど。
それに――――……
俺が国王になったら、なんか新しい人生が歩めるんじゃないか……って――
そう思ったんだ。
「本当か!?」
国王は再び俺の肩を掴み、これ以上ないってくらい俺を揺らした。
「ですが、市民は人間が国王になることに反対しないんですか……?」
この国の者は植民地にした人間のことを恨んでいるに違いない。
そんな人間が国王になるなんて、絶対猛反対されると思うのだが……
「なぁーに、大丈夫だ!なんとかなるじゃろ!」
国王は盛大に笑いながら俺の肩をぽんと叩いた。
俺、本当に大丈夫か……?




