今日から俺が、国王だぁっ!?であります
「国王、失礼します!」
私はノックもせずにバンッとドアを開けると、国王が驚いていた。
息を切らしながら、人間の存在を伝えるべく言葉を紡ぐ。
写真が沢山飾ってあり、トロフィーも棚に並んでいる。
なんか校長室みたいだな……
そんな事を思っていると、
「先程人間が迷い込んだらしく……っ!」
大臣は掴んでいた俺の袖をぐいっと引っ張り、国王の前へ俺を提示するように見せてみた。
「それは本当か!?」
国王は立ち上がると、俺の方へ歩み寄る。
死ぬ、今度こそ死ぬ――――!?
牢獄に入れられて強制労働を強いられたり!?
死ぬほど辛い雑用を押し付けられたり!?
否、こんなものでは済まされないのだろうか!
五右衛門風呂で煮詰められたり……
電気椅子で苦しみながら嘆いて死んだり……
もしくはベタな拳銃で撃たれて殺されたり――!?
ぎゃあああああっ!?殴られた方が良かったあぁ!
がしっと国王が俺の肩を掴む。
え、何なに?殴られる?
ぶるぶる……
「よく来てくれた!20代目国王よ!」
「………………」
………………は――――――――?
「は?」
「今日から君は、20代目国王だ!」
死んだか、俺?
右京に殴られて死んで、天国に来たか? 俺……




