表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言の刃~停止された世界~  作者: 御影慧
91/91

足枷

増えていくのは足枷

切り捨てられるレベルの足枷

誰かが頑張ると言うから

僕はまた離れられなくなる



悪意ではないけれど

優しさの残酷さを知る

それを望まぬ存在に

優しさは反転の意味をも持つ



頑張る誰かの為に

更に盾を強化させなくてはならない

守らなくてはならない

優しくなる義務がより重くのし掛かる



諦めの淵の崖っぷちの中

優しさは残酷な刃に変わる

悪意よりもはね除け難いそれは

より深く突き刺さる



頑張りたくない

頑張れない

そんな本音が封じられる

困らせてしまうから

決して口に出来なくなる



涙は出てこない

そんなものは枯れてしまった

もう見つけられそうにもない

嘘で自らを固めて

笑ってくれる誰かの為に

大いなる盾、翼になること

それしかないから




チグハグすぎる内外のバランスは

とっくに壊れて久しい

壊れて嘘だけで保つバランスもどき

折れた心がまた踏み砕かれる

そんな繰り返しに

僕は笑う


笑い、嗤うのである

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ