主導権の在り方
主導権は見えない
形として具現化されることはない
上手いか下手かの二択に別けられる
動かされていることに
気づかせずにいさせること
それが一番のポイント
それが出来るかの有無で
その表面の波が変わる
静寂な海は平和であり
水面下は嵐が吹いている
波起つ海は嵐で
全てがギスギスしている
どちらが良いかどうかは
酷く判断が難しい
静か過ぎる海の水面下は
誰もが足を踏み込めない激流が深まっていく
主導権を放棄した先は
誰もが平穏でいられない
嵐が吹きすさむ
静寂の甘えを懐かしみ
怒りと不快感情で充ちる
限界の末の放棄をただ責められる
くだらなさすぎる陰口を叩くのは
甘えを甘受し続けたお姫様達
本来あり得ない世界が当然と
喪われた後も盲目に信じ切望している
疲れたから止めた
もうこれ以上甘えを許すべきでないと
ただそれだけの判断力も
理解することが出来ないお姫様達に
ただただ同情と哀れみを
そしてその醜さに軽蔑と侮蔑を
それすら気づかない
僕が謝罪をするとすれば
甘えを切る時を見誤ったこと
この一点だと確信している
だからこそ今の僕の立場を
静かに甘受する
そのことにすら気づかれないことを知りながら
主導権を持つ責任と
使い方の駆け引きの難しさに
軽いため息で僕はお姫様様達を
観察し試し続けている
新たな主導権を選んだことに
苦笑いしか出ないけれど
確かなる事実がある
これ以上の甘えを許すべきではないと
それだけは確かな現実




