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言の刃~停止された世界~  作者: 御影慧
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皮肉な役割

役割分担は必要だと思う

そして時に害をなすもの

問題は容易く発生し

甘えと慣れにより

共有部分を失い暴走する




一つの場所に在るもの

ただひたすらの散らかし魔

そしてかたづけ屋達

鼬ごっこは終わりなく続き

バランスが崩れた時

荒れ地に変わり果てる

笑って他人事に出来る王様




何かを使う者がいる

使うだけの者達

使う為に必要な段取り準備を

用意し造る者がいることに

気づいているのに気付かないふりをする

湯水のように物が溢れるなんて

幻想の中に居られる

甘えたがりのお姫さま



くだらなさすぎて笑ってしまう

究極の愚者であることに気づかずに

笑って口にする

「無くなったから作ってよ!」

「暇になったら作れば?」

軽い言葉に歯を食い縛る

予測能力皆無の無能の言葉

喉までやって来る

罵倒の言葉を必死に

奥に奥に押し込む




ここで質問を一つ

「マチの少ないマチ袋の存在価値は?」

僕はそれは不要品だと思う

役目を果たしきれない存在を

真面目に造るお姫さま達

真面目であるがゆえの滑稽さ

真面目でなければ冗談にもなる

冗談でないから困る

そしてマチの意味を理解出来ないことに

呆れと諦めにため息をつく



必要なもの(こと)を経験から予測すること

実行し作製、行動すること

それ程難問だろうか?

自身が困らないように考え動くこと

容易く出来ると思うのは

僕の驕りであり常に身近な

現実の経験は珍しいのか?

正直困惑も在る



人それぞれであり

責任の負い具合も時と場所で変わる

それでももう少し何か在るべきだと考える僕は

少し‥かなり変わっているのだろう




一ついえることがある

必ずや多数が正しいとは

限らないという事実

それを僕は信じている

多数=正しいの世の中で

思考停止ではなく

誰か流されるのではなく

自身で熟考し続けられる

そういう在り方を願う



砂糖菓子は要らない

王様にぬるい笑顔を



お姫様にもぬるい笑顔と

氷の刃の侮蔑と軽蔑を

そして存在認知のデリートボタンを押す



不認知にようやく心が軽くなった



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