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人外に囲まれて  作者: 紫夏
少女、転生。
6/11

少女、転生。6


カヤさんに抱きかかえられ、とある部屋に連れてこられる。




「かーしゃま!」


ドアを開けると共に私はそう言った。


「………え?アリス…!?」


お久しぶりですお母様!

ここ最近はお仕事が忙しくて会えなかったですからねー。懐かしいです。

ってことで、構って下さい!


久々に会えて嬉しいので、早速手をそちらへ伸ばす。



ーーが、お母様は動かない。

不思議に思って顔をちらりと見ると、唖然とした表情で、文字通り固まっていた。




「…かーしゃま?」


こちらも首を傾げる。

ーー…何でフリーズしちゃってるんですか、お母様?





「………す、」


「?」


「すごいわアリスー!!vV」




しばしの停止後、そう叫び、ぎゅーっと私を抱きしめてくる母。

……かーさま肌すべすべー。


でもって、背景ピンクにハートが飛んでる。



「天才よ、アリス!」


「ふぇ?」


え?何が?



「1歳でここまで喋れるだなんて…!ねぇ、貴方カヤもそう思わない?」


「本当にその通りですよね!」



歳が近いのもあるのだろう、意気投合するお二人。

声とテンションが上がりまくりです、お母様。

……あー、だからさっきフリーズしたのか。

遅ればせながらそう理解する。


確かに、普通1歳でここまでは喋らないよね。

私の場合は、こちらの言語が前のとと同じだったっていうのも…




………。


…ん?


『1歳』?




「いっしゃい?」



え、まだ私0歳じゃなかったっけ?



「そうよ。今日は貴方の1歳の誕生日なの。今から誕生日パーティーの準備しましょうね」


…つまり。

私は今日が誕生日で、今日で1歳になったと。



ーーーそして、母がいるのは私の着替えだのなんだのをするためらしい。つまりは、おめかし。


聞いたところによると、もうパーティーの準備は出来ていて。

私の準備待ちらしい。


「主役なんだから、遅れていっていいのよ。皆そのつもりなんだから」


そう言ってくれるのは嬉しいんですけど、お母様ーー

いくら主役であろうと、皆を待たせる訳には行かないでしょう!





誰になんと言われようと時間を守ろうとするアリシア。



評価して下さった方感謝です!!

ありがとうございます!


質問や感想もお待ちしておりますm(_ _)m

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