第6話 集え四聖獣!茜の手の元に。
茜の新武器登場です。
武器はこれ以上出ません。
それだけです。
ではどうぞ。
○○学園の体育館にて
優「あ~…めんど…」
今俺達は学園祭の準備をしている。
とてもめんどくさい。楽しいから別に良いのだが。それにしても、あの指輪、偶然拾ったにしてはあまりにも怪しい。どう考えても、誰かが送りつけてるとしか思えない。でもあの偽物野郎達の一件から3日経っている。少しだけ平和になったのだろうか。
茜「優?何ボーっとしてんの?早く運ぼ。」
ア「優さン、良かったら手伝いましょうカ?」
優「いや、大丈夫だ。」
ハッキリ言って、今どうでもいい事を俺は考えていた。明日は学園祭。今日も含めて明日は平和な一日にしたい。いや、そうある事を願いたい。
?「ねぇ、ちょっといい?」
後ろから女の子の声が聞こえる。振り返るとそこには茜と同じくらいの女の子がいた。
?「あなたが滝沢 優ね?」
優「あぁ、そうだけど、何か用?」
?「あなたを殺す。」
優「⁉」
少女はそう言うと、俺にナイフを向けた。
?「ついてきて。」
優「行きゃ良いんだろ。」
茜「待ってくれない?」
その時、茜が少女を停めた。
?「誰?」
茜「私は優の親友。その手を離してくれない?」
?「嫌だと言ったら?」
茜「外に出て。」
?「いいわ。」
茜「優はじっとしてて。」
茜はそう言うと、少女と一緒に校庭に出て行った。
~outside~
二人はそれぞれ武器を持つ。茜は刀の朱雀と無幻を抜き、少女は暗器を構える。
茜「自己紹介をしましょうか。私は大島 茜。」
?「私は黒川 沙月 (くろかわ さつき) これでいいかしら?」
お互いの自己紹介を済ませると、静かに相手に自分の武器を向ける。そして…
スタタッ
沙月が走り出す。それに合わせて茜も突っ込む。
ガキン‼
互いの武器がぶつかり合う。茜は刀に対して沙月は短いナイフで闘う。茜は自分が沙月より弱いとわかる。だが、それでも闘わなければならない。掛け替えのない友のために…
ギリギリ…
茜「う~…く!」
徐々に押され始める茜。そしてついに…
ガン!
沙月に押し出される茜。沙月はその隙を見逃さず攻める。
沙「暗殺秘奥義!」
「レクイエムスラスター!」
沙月はナイフを投げる、するとナイフは急に消え
る。
茜「⁉」
だがナイフは消えているのではなく、茜の腕に突き刺さっていた。
茜「い…痛ッ⁉」
沙「無駄よ、あなたは私に勝てない。」
絶対絶命と思った…その時…
バシン!
牛「茜!借りを返すぞ!」
牛尾は沙月に向かって猛牛突きを行った。
牛「ここで諦めてどうする?お前は何の為に闘っているのか、考えてみろ。」
茜はその一言で立ち上がる。
茜「そうね、私は諦めない。どんな敵でも、この刀で…断ち斬る!」
茜はそう言うと、無幻をしまい、剣道用の袋から三本の刀を取り出した。
茜「朱雀、玄武、白虎、青龍、私に力を貸して!」
茜が取り出した刀は朱雀と同じ 玄武、白虎、青龍、だった。
(玄武)は水の力を持っている
(白虎)は1撃が3撃分になる
(青龍)は聖なる力でリーチが伸びる
茜は朱雀、玄武、白虎、青龍、を地面に突き刺し…
茜「龍虎 二刀流!守式一ノ型!」
「四聖獣の閃き」
茜は聖なる光の衣をまとった。
そして…
茜「龍虎二刀流!攻式三ノ型!」
「聖獣閃‼」
光の衣は朱雀、玄武、白虎、青龍の形を描き、茜の中に入り込む。茜は沙月に向かって、刀を振り下ろす。そして…
茜「一閃!!!」
ズバン‼
四聖獣全ての力を帯びた刀は沙月を叩いた。
沙月はそのまま力尽きた。
後に朱雀、玄武、白虎、青龍の刀が一つの刀となり、その名は (聖獣刀) と名付けられた。
~続く~
次回は学園祭のお話しです。
今まで学校らしいとこが無かったので。
以上です。それでは。