第7話 牛尾覚醒!目覚めた力!
今回は牛尾の力が目覚めます。
脇役ですけど。
それでは、どうぞ。
○○学園の教室にて
昨日の学園祭はかなり良かった。だけどまた、つまらない日々になった事で少し溜め息が出る。
優「はぁ~…」
茜「どうしたの?溜め息何かついて。」
茜はそう話掛けてくる。
優「ある種の暇さ。」
茜「何それ?」
優「・・・」
ア「二人共、話しの途中すみませン。」
アントニオンがそう話掛けてきた。
優「何だよ、アントニー。」
ア「実は…」
茜「何かあったの?」
ア「実は、先生達がみんな居ないんでス。」
優「は?何言ってんだよ?さっきまで先生廊下歩いてたぞ。」
ア「それが職員室へ行っても誰も居ないんでス。ジャック先生も、姿が見えないんでス。」
茜「そう言えば、もう9時だって言うのに、まだ授業してないよね。」
そんな話をしていると一人の先生がやって来た。
先生「みんな席につけ!」
優「ん?先生だ。」
茜「アントニオンこれは?」
ア「・・・」
居なくなった筈の先生が居る。どうやらほかのクラスにも先生はいるようだ。
先生「それでは、出席をとる。」
先生がそう言った瞬間、場の空気が変わった。
俺や茜やアントニオンや牛尾は何とも無いが、みんなはうつむいてる。すると…
先生「ククク…」
先生は不敵に笑った。怪しい、凄く怪しい。
?「かかったな貴様ら‼」
先生が突如変わり、黒い怪物に姿を変えた。
優「誰だお前は!」
?「私はブラック伯爵、お前達を倒しに来た。」
甲高い声でそう言うブラック伯爵とやら…
ブ「お前達を操る事は出来なかったが、こいつらさえ操れれば、お前達はこの私に手を出せまい。」
優「クソずりぃ…」
ブ「いくらでも言え、闘いなど勝てば良いのだからな。」
みんなが操られている為、誰もいない校庭に俺達
はに逃げた。
~outside~
優達は校庭に逃げたが、すぐに後ろからブラック伯爵とクラスメイトがやって来た。
ブ「逃げても無駄だ。お前達はここで死ぬのだ!」
優「ったく!」
茜「みんなが…」
ア「一体どうしたラ…」
その時…
牛「俺がどうにかする。」
牛尾がそう言い出した。
優「牛尾…お前…」
牛「俺だって良いところ見せてやりてぇからな。」
牛尾はそう言うと、深呼吸をし、体に力を込めた。
牛「はぁぁぁ…」
すると牛尾の身体に電流が流れ始めた。牛尾は身体の電流をどんどん強め、電流が身体を包む形になる。そして…
牛「うぉぉおおおおお!!!」
ピシャーーン‼
全身から電流が流れ、解き放たれる。そして流れる電流に牛尾の身体は包み込まれ、そして…
バシーーン‼
牛尾の姿は黄色に光る雷の魔人と化した。
姿は、背は高く、爪は鋭く、背中には翼が生えていた。
牛「これが俺がの覚醒技!」
「ライトニング・ボルテックス!!」
ブ「こ…これは…」
牛「せっかくこの姿になったんだ。楽しませてくれよ。」
牛尾はそう言うと、空を翔び、手から雷を放った。
ブ「何て攻撃だ…」
牛「おっと、これじゃあみんなに雷が行っちまう、とすると、方法は一つ…」
牛尾は雷を操り、手の中で槍を作りだした。
ブ「・・・?」
牛「これでもくらえ‼」
牛尾は力一杯ブラック伯爵に向かって雷の槍を投げた。
ブ「何‼」
槍は伯爵のマントをかすめた。が牛尾は今度は雷のナイフをたくさん投げた。
今度は伯爵に幾つか刺さった。これを好機とみた牛尾は…
牛「これでトドメだ‼」
「クライシス・ギガボルト」
牛尾は自分の頭上に雷の球を作りだす、そして作りだした雷の球をブラック伯爵に投げ付けた。
ブ「クソ…こんな物!」
ブラック伯爵は雷の球を両手で受け止めた。
だが牛尾はそれを待っていた。
牛「これでどうだーーー‼」
牛尾は雷の球に力を思い切り注ぎ込むと、雷の球は倍の大きさに変化した。
ブ「⁉」
大きさが倍になった雷球はブラック伯爵を呑み込んだ。そこには黒い跡しか無かった。
そして、クラスメイトは目を覚まし、何事も無かったかのように教室に戻って行った。
牛「あ~キツイ…さすがに変身は疲れるな。」
優「雷の魔人って奴だな。」
茜「私の風雷とかぶってんだけど?」
ア「でも、ライトニング・ボルテックス て、凄く良いですネ。」
牛「褒めるのか貶すのかどっちかにしてくれ!」
~続く~
今回で物語の後半です。
次回はジャック先生が撃ちまくります。
それでは、また次回。