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データ供養所

【骨組みだけ】主人公パーティーの嫌われヒーラー【肉付けしてません】

作者: まい

※大筋だけ書いて、肉付けしないまま投稿した未完成品です。 それを承知で読んで下さる方は、どうぞ。



 とあるファンタジーなゲームの嫌われキャラに転生してしまった主人公は、世界の真実を知る。

 ゲームでは、ゲームの主人公パーティーに参加している教会所属の女性ヒーラー。


 パーティー会話には塩会話で参加するが、戦闘には参加せず、回復を頼もうとするとメニュー画面から毎回有料で、回復の回数が増えると高価な上位回復を解放する。


 とにかく金金金な女性ヒーラー神官。



 そんな嫌なやつに転生してしまった主人公(名称未定なので仮称)


 ヒーラーとして教会のシスターになる所から意識が覚醒し、修行を積む。


 自身がゲ主について行くヒーラーだと分かったし、将来の為になんとかゲーム知識で前もって強くなろうと決めた。


 決めたが、そんな決意なんてどこ行った級に、教会は筋肉思想でもあり、肉体作りと戦闘の心得も修行の一つとしてとても大変な修行時代だった。


 お陰で、そんじょそこらの存在には負けないほど強くなったし、回復魔法も最上級まで使えるようになった。


 その途中で教わった教義で、驚きがあって以下の通り。



 誰かと同行する際には主人公とゲ主パーティーとは別会計。


 旅の費用は生臭(なまぐさ)坊主(ぼうず)抑止の教義で全て自前、更に回復の安売りをすると命を軽く見るしヒーラー達が奴隷のように扱われる恐れから、必ず報酬を受け取れの教えあり。


 いつも無茶をするのがいるなら、そいつに慈悲で無償の回復は危険と判断してだ。 無料で回復するのが普通となってしまえば、何かあれば回復しろと言い出すだろうから。



 それでゲ主パーティーと本当に同行するようになったらなったで、これがまたクソ。


 ゲ主達のヒーラー神官に対する態度があまりにも雑。 ああ、ゲ主達がアレだから、ヒーラーが塩だったんだと実感。


 ゲ主達の代わりにアレしろコレしてこいと、ヒーラーを小間使い扱いするのは序の口。


 野営では飯作れ、夜の警戒は防御結界を張れるんだからお前一人でやれ。 他にもグチグチグチグチ……。


 ひたすらに人使いが荒く、ゲ主パーティーのメンバーも止めたりしない所を見れば、同類なのは分かる。


 ゲ主の戦闘は一定数までは敵を抱え込むが、それから漏れたのは知らんぷり。


 更にゲ主達はゲ主達で戦うが、主人公は放置で自衛せねばならない。


 ゲームで10体20体の敵に囲まれて一斉に攻撃されるイベントがあったが、実際に戦闘するのは6体とか言う矛盾があったが、これは何てことない。


 残りは全部単独で、主人公が全て倒していただけだ。


 はいクソー。 ホントやってらんねー。 良いのは外見(みため)外面(そとづら)と腕っぷしだけってね。




 今の主人公の目つきは、ゲームでの塩ヒーラーより据わっていた。




 ゲームではずっと一緒にいたが、人の住む場所では離れて行動することがある。


 教会で一定以上の実力がある人物は、小さな礼拝所だろうと信奉している神像のある所同士なら転移できるし、最上位はそもそも神像を介さない転移も可能だ。


 それで教会本部へ細かく報告しに行っているから、ゲ主どもの素行はとっくに知られている。


 そしてそのゲ主達が行く先行く先でやらかした後始末を、その場で出来るのは主人公がやって、後始末しきれなかった大きな問題は教会が謝罪しながら後始末している。


 コレで分かったよ。 なんでこのゲームのエンディングが、ゲーム中の回想シーンばかりだったのがさ。


 ゲ主達を利用し終わったら……つまりエンディングを迎えた後の事を聞いている。


 その時が、今から楽しみだよ。


 あー、クソ。 それでもそのエンディングまではまだ先だから、それまでずっと主人公はストレスまみれの日かぁ。

 なおこのヒーラー自身は女性だが、転生前の性別は非公開(未設定)です。

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