表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/35

リメンバーパールホーバー

 イオージマス攻略戦の前に、ロースト一味はハワイ・ワイハハに浮かぶこの小島にアメリケーヌ合衆国軍の司令本部基地がある事が分かり、これを守るアメリケーヌ合衆国海軍第一艦隊(通称ボスパロイド)と交戦していた。


 ボスパロイド攻略戦こそパールホーバー攻略戦とイコールであった。アメリケーヌ合衆国軍との戦闘でかなりの戦力を消費した世界連合軍艦隊は、ボスパロイド攻略に苦戦する。


 しかし、ここは指揮を採るビーフンの腕の見せ所であった。ボスパロイドに所属する艦船は空母4隻、駆逐艦67隻、潜水艦20隻、等上げれば枚挙にいとまが無い。


 だが、間違いなくアメリケーヌ合衆国軍最強の攻撃力を誇る部隊である事に違いはなかった。


 ロースト一味は虎の子のジャポネーゼ帝国海軍の原子力潜水艦を10隻出して、まず4隻の空母を魚雷で沈めた。これにより、怖い戦力が削れた。後は敵潜水艦に配慮し目標のイオージマスに向かう事になった。その道中。


 「なぁ、ストロガノフ?俺の行いは正しいのか?たまにふと考えるよ。」

 「ロースト、私は貴方の行いが正しいとも、悪いとも思っていないわ。何故か分かる?」

 「分からないぞ(笑)」

 何時もの様にジャーキーとローストウィスキーの水割りを口に含む。タバコにも火をつけた。

 「全ては貴方の意志で行っている事?しょ?貴方の正義を最後まで貫きなさいよ。」

 「ロースト?私は貴方に感謝しているのよ?だってこんなワクワクな経験普通出来ないわよ。」

 「革命戦争がワクワクって、これはゲームやファンタジー小説でも無いんだぜ?(苦笑)」

 「話は変わるけど、私ローストの事が好きなの。会った時からずっと。本当に愛してるわ。」

 「この戦争が終わった暁には結婚しようか。」

 ローストはかなりストレートである。

 「その前に死ぬなよ。これ絶対条件だからな。」

 「大丈夫よ。神の御加護があるから。」

 二人は唇を重ね軽くキスをした。

 「お取り込み中の所誠に申し訳ないんだがイオージマスに到着したぜ。」

 と言ったヒロシ・アベは刀を研ぐ。

 「ヒロシ・アベはいつも冷静だな。中々その冷静さと、剣の腕には頭が上がらないよ。」

 「ヒロシになら見られても口は固いし、とにかく無骨だもんね?」

 「ビーフンに見られたらかなり面倒な事になっていたな。」

 「別に問題無いじゃない。同じ釜の飯を食った相棒じゃない?いつか報告しなくちゃ!」

 幸せにも見えるが、激戦地であるイオージマスは直ぐそこであったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ