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第1話 謎の究極生命体

とういうわけで森の中に来てしまったわけだが、突然頭の中に言葉が響いたり、色々あったが、この森はおかしい。この森には動物どころか、虫すらいなかった。

 石の裏を探してもいない。


 2日ほど経ったとおもう。ここにもしっかりと太陽と月があった。これで地球だと分かったのだが、俺は何日も何も食べてないし水も飲んでないのに全然平気だった。

 少し探索したが、獣道もなかったから本当に動物がいないんだと思う。

 半ば生存を諦めて歩いていたのだが、開けているところを発見した。そしてそこには研究所らしきものがあった。

 

 

 表にはドアらしきものがあった。全体としては結構広かったが、一階立てだった。入れそうなとこはドアしかなかったが、明らかに静脈認証装置だったのだが、これがなんと入ることができた。

 

 「すみませーん誰かいませんかー?」


 返事はなし、誰もいないのだろうか?これは奥に進んだほうがいいのか、不審者扱いされないか、処理システムみたいなのはないだろうかなど、不安がたくさんよぎった。だけど人間の好奇心には勝てなかった。

 だって無人研究所だよ?SF映画みたいで気分がおどるじゃないか。


 奥に進むが誰もいない。周りの大きさからみても次が最後の部屋だ。


 一歩前に出る。自動ドアが反応してドアが開く。そこには一機のロボットがあった。


 『お待ちしていました。マスター』


 黄色く塗られた装甲に無数の線で結ばれた手。明らかなコア。髑髏のような顔に真っ青な目。全てを蹴り倒しそうな足。いかにもなロボットだった。映画でよく無双しているタイプだ。腕を引きちぎっても再生しそうだ。


 『こちらの世界に来られて混乱しているでしょう。私が全て説明します。』


 なんだこいつ、今こちらの世界って言ったか?それより俺のことを知っているのか?

 

 「おい、待て、誰だお前は……なぜ俺のことを知っている?」

 

 『すみません。自己紹介がまだでしたね。私は偉大なる王の配下No.99ベルと申します。王は旅に出ました。今の私のマスターは宮﨑康太。あなた様です。』


 なんで俺の名前を知っている。


 「なぜ俺の名前を知っているんだ?」


 『偉大なる王は貴方様がこちらに来ることを予知していました。そして私は貴方様に使えるように申しつけられています。』


 予知だと?


 「その王は誰なんだ。」


 『それは……いかにマスターといえど、教えることはできません。しかしマスターなら、いつかたどり着くでしょう。王の元へ。』


 流石に教えてもらえないか。


 「じゃあ俺がここにいる理由と今の状況を説明してもらえないか?」


 『わかりました。今マスターがいるのはマスターがいらした世界とは別の世界です。なにか心当たりはありませんか?』


 心当たりか、あるな


 「あると思う。何もないとこから引っ張られてきて、落ちたと思ったら森の中にいた。」


 『そうです。それを界渡りと呼びます。マスターはあちらの世界で死に、界渡りをして、こちらの世界にきたのです。転生という形で。』


 そうか。やっぱりトラックに轢かれたのは夢じゃなかったのか。


 「そうかありがとう。」


 『ではマスターいいことを教えてあげましょう。』


 「いいこと?」


 なんだ?魂を渡せば力を与えようとか?


 『こちらの世界には魔法があります。』


 「なんだと!?それは本当なのか!?」

 

 やったー!!こんなの全ての男の夢だぞ!


 『ええ、本当ですよ。マスターも使えます。』


 「どうやって!?教えてくれ!」


 『今のマスターは魔力がありません。』


 「え、じゃあ使えないのか」


 『違います。マスターも使えると言いましたよね?』


 よかった。焦らせないでくれよ。落ち着け康太。


 『マスターは魔力というものを感じたことがありません。魔力を感知する魔力感知をまず手に入れる必要があります。』


 「それはどうやって手に入れるんだ?」


 『私と融合してください。』


 「え?」


 『魔力を感知するには魔力があるこの世界で数年生きないといけません。体を魔力にならすためです。しかしそれでは時間がかかるので、私と融合することで、一気にたくさんの魔法が使えるようになります。』


 「融合したら何か変なことが起きるか?」


 これでロボットになって、人間に成れなくなったりしたら嫌だぞ。


 『いいえ、ありません。私の姿にも成れますし、マスターの姿にも成れます。一時離れることもできます。また、体の再生もできますし、寿命の心配も入りません。マスターの体も若くなりますよ。』


 「めちゃくちゃいいじゃないか!」


 そのかっこいいロボットの姿にもなれるし、戻ることもできるのかよ!しかも若返るだって?いいこと尽くしじゃねえか!


 『では融合しますか?』


 「ああ!頼む!」


 『ではこちらにきてください。』


 「ああ。分かった。」


 『では融合を開始します。』


 こうして俺はロボットになった。



 「ん?終わりか?」


 『はい。終わりました。』


 「うお!脳に直接響いてくる!」


 『では体の説明しますね。』


 「おお、よろしくたのむ」


 『今回私と融合したので、私のステータスやスキルが一部引き継がれます。』


 「おお!」


 『ステータスと称えるとスキルがみれます。また、魔力量もみれます。』


 「ステータスみれるのか!」

 

 『少し待ってください。魔力感知を発動します。』


 むむむ、何か感じるぞ


 『どうです?魔力感じれましたか?』


 「すごい!すごいぞ!これが魔力か!」


 『ちょっと魔力を練って見てください』


 「練るか……こうか!」


 『そうですね。ではステータスととなえてみてください。』


 「わかった。」


 「ステータス」



ステータス

 名称:未設定

 種族:人間/究極生命機関

 称号:/救世主・究極生命体・超えしもの・鉄人・混沌・賢者・剣聖

 魔法:火魔法・水魔法・回復魔法……etc

魔力量:100/208474

スキル:鉄人…鉄生成

        鉄操作

        身体鉄化

    混沌…無効化

        混沌空間

        混沌化

        混沌生成

    賢者…各種魔法

       解析鑑定

       極魔力結界

       叡智  

       森羅万象

       魔力感知・魔力操作

       詠唱破棄

       魔法付与

       召喚魔法

       収納魔法

       高速演算

    剣聖…魔法闘気

       剣技

       未来予知(小)

       危機察知

 成長する者…魔力回復増

       成長速度増

       演算速度増

究極生命機関…変身

       一部具現

       超回復

       念話

       身代わり

       


 「ブッッ」


 『すみませんマスター、お気に召さなかったでしょうか』


 これはやりすぎじゃね?


 「いやいやいや逆だよ!やりすぎだよ!」

 

 これはどう考えてもやりすぎだよ


 『いえ、これでは人類の中では上の方でも、魔王や、各国の勇者にはかないません』

 

 へぇーやっぱ魔王とか勇者っているんだ。てかこれで勝てないってどんだけ強いんだよ。


 『マスターが成長すれば、私の恩恵も増えます。頑張ってください。』


 てことはこれからまだ強くなるの?まじか、ワクワクしてきた。だとしたら、スキルとか試したいな。

 

 「ん〜スキルとか、魔法を試したいんだけどどうしたらいいかな。」


 『それでしたら……』


 「お、なんかあるのか?」


 『森を伐採して、そこに結界を貼りましょう。』


 「自然破壊はダメだろ!」


 『そのくらい大丈夫です。』


 「はあ。まあそうするよ。」


 それくらいしかないだろうしな。



 こうして俺の異世界生活は始まった。


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