資料編:用語集2版
資料編:現時点までに登場した生物・魔物・悪魔・アンデッドなどの一覧2版
資料編:用語集2版
今日はこの二つを同時にアップしています。
以前にお知らせしたとおり、少しお休みをいたします。
3章開始まで、今少しお待ちください。
・【白薔薇の聖女と黒薔薇の魔女】
異世界(現実地球)で販売されていた恋愛ゲーム。
プレイヤーは『白薔薇の聖女』か『黒薔薇の魔女』のどちらかを選んで、攻略対象の第一王子と結ばれるのを目的とする。両方で第一王子を攻略を済ませると、他のキャラを攻略できるルートが解放される…という内容だった。
【魔法関係】
・魔術属性
魔術や技能の取得や習熟に深く関わる属性。
得意になる魔術・技術・技能的に影響するので重要視される。すべての人に最低でもひとつある。
土・火・水・風・木・雷・金属など多数の属性が確認されている。
一番多いのは土であり、これは創造神が人を土から作ったためだと言われている。土・火・水・風・木あたりで全体の8割強を占め、雷と金属はたまに見かける程度、それ以外の魔術属性は稀。
中でも『光』と『闇』の属性はかなり珍しく“10年に1回ぐらい見つかったと噂を耳にするぐらい”である。
光属性は神の力を源とする魔術体系『奇跡術』と相性が良いため、神殿では見つければスカウトを狙う。
他にも作中では、攻撃魔術に才能を発揮する希少な属性『剣』、宮廷魔術師長のダルトンですら文献でしか見たことがないほど非常に珍しく治癒魔術や医薬製造魔術に絶大な効果を発揮する属性『癒し』なども登場する。
複数の魔術属性を持つこともあり“2つ持つのは60%を少し上回るくらい、3つ持つのはおよそ5%だ。四重属性持ちともなれば1%いるかいないかである。”とされている。
しかしながら“ほとんどの人々は生まれた土地に・家業に・社会的な立場に・人脈に囚われて、魔術属性とは関係の無い職に就いて一生を送る”ため、これがこの世界の発展を阻害する一因となっている。
・霊素
魔法の力の源。これをエネルギーとして捉えると『魔力』と呼ばれる。
人間が暮らすこの世界は『主物質界』と呼ばれ、物質と物理法則が主役の世界である。
そのため霊素は主物質界では不安定で長持ちしない。
そのような理由から魔法で作ったものも基本的に長持ちはしないし、霊素自体も環境霊素と呼ばれる最低値での状態で存在している。
一方で天界や魔界は霊素界と呼ばれる。
霊素界は霊素で安定的に構成されている『最寄りの異世界』で、主物質界と密接に関係している。
そのため門・回廊・小道といった霊素界との通路があると、霊素がそこからダダ漏れになるので、必然的にその周辺は環境霊素が異常に高い場所となる。
【風習】
・命名式
庶民から王族まで広く行われている風習。
生後1週間から10日後に、新しい家族が増えましたと、比較的近隣に住んでいる親族などに知らせるためにおこなわれる。王族・貴族・富豪の場合は同時に祝賀会も催す。
庶民ならば近所の人を招く程度だが、王族・貴族・富豪であれば招待状を出して公的な行事として執りおこなう。
・祝福式
神殿に詣でて司祭が聖水盤の水を子供の額にかけて、司祭が所定の祈りを捧げる祝福を授けてもらう儀式。この過程で、祝福を受けた人物の『魔術特性』が判明する。だいたい生後1ヶ月ぐらいで受けるのが通例である。
王族・貴族・富豪の場合は見栄を張って盛り上げ、その後お披露目会もおこなうために出費がかさむ。
王族・貴族では公的行事として、招待状を出して客を招き、公開しておこなう。
【生活】
・アーディアス家のお手軽昼食パン
要するにサンドイッチ。名前はダルトンがとっさに考えた。命名の不味さは本人も承知している。
最初は公爵の食べるものとしては庶民的に過ぎると、執事のマイケルや料理長のモランは困惑していた。
しかし、たまたまそれを見たバーナード公爵がその簡便さを激賞。白金竜騎士団の賄い食に採用したことで広がり、宮殿の職員向け衝動の人気メニューに、さらには王都の庶民にも広まった。
近年ではきれいに整えて作ったものが、貴族のパーティーや貴婦人たちのサロンでも軽食として出されている。
そのため、最近では単に“アーディアス”と言えば、この料理を指すようになっている。
【社会】
・探検家/冒険家
個人または小グループで、臨時の護衛・魔物退治・危険な地域や場所での採集作業などを生業にしている人々。
しばしば、なんらかの理由で正業に就けない人々であり、時には密猟・密輸など非合法な活動に従事することもあるため、社会からはまともな連中と思われていない。
そのため『冒険者ギルド』のような組織は存在せず、日雇いの職業斡旋業者に通ってその日の仕事を探すのが日課である。
稀にはなんらかの功績を挙げて地位や名誉・財産を築く者もいるが、それは極めて幸運な一握りに限られる。
【歴史】
・大帝国
かつて、ヴィナロス王国などがある大陸を支配していた巨大な統一国家。
その版図は現在のヴィナロス王国やヤー=ハーン王国などがあるあたりから北方の諸国はもちろん、西の海を支配し、南の大河ミョール川を越えて獣人種の領域にまで及んでいた。
その権威は遥か南の果ての大草原に住むネフィータールたちすら使者を立てて貢納に訪れ、大帝国の軍勢の強大さと権勢は、金角の黒竜王ですら手出しを躊躇するほどだった。
最盛期を過ぎた頃から悪魔による影響を受け始め、人心と社会の荒廃が広がるようになった。
その結果、周辺諸種族への暴力と搾取が日常化し、生け贄を捧げると称して虐殺に耽るようになった結果、内戦・暗殺・略奪・暴動・虐殺…死と破壊が日常の戦乱の世となり、滅亡した。
【種族・民族】
・人間
さまざまな知的ヒューマノイド種族が存在するこの世界では、生物学的なヒトだけでなく、ヒト社会と交流があり、ヒトと同等の社会性を有する知的ヒューマノイド種族をまとめて『人間』と呼ぶ。
なお知能が高くて社会性があり、ヒト社会と交流があっても、竜は人間には含まれない。
・ヒト
いわゆる Homo sapiens 。生物学的な現生人類そのもの。その特徴は現代地球のヒトと変わらない。
・獣人種
主にヴィナロス王国の南、ミョール川以南の地域に住む知的ヒューマノイド種族。
大まかに分けて3種類おり、多少の違いはあるがヒトとほ乳類の動物を合わせたような特徴を持っている。
ヒトの領域では、獣人種の知能を低いと思い込んで彼らを軽んずる者が見られるが、日常的にナハムと接する機会が少なくないヴィナロス王国ではそうした誤解や偏見を持つ者は稀である。
・ナハム:
ヒトに尻尾と動物の耳をつけたようなケモ耳タイプ。なお側頭部に耳は無い。ふつうは褐色肌。
ナハムはヒトより体格が良く身体能力にも優れる。知能はヒトとほぼ同じで文明も同レベル。魔術に劣るものの、その分技術力に優れていて建物や土木工事・機械に強く、高度なガラス工芸と冶金の技術も持つ。
ナハムの名前は、個人名・父親の名・母親の名で構成され、姓名を持たない。ただし、ヴィナロス王国で暮らし、貴族として叙爵されたナハムには家名を賜っている例がある。
ナハムたちの本拠地は主にミョール川周辺で、農耕や漁業・商業・各種の製造業を営んでいる。
そこではナハムの国であるアル・ハイアイン王国を樹立させ、ヒト社会と交易をおこなっている。ヴィナロス王国ではその姿は珍しくなく、住みついて国家運営に関わっている者もいる。
これまで登場したのはアルディア・サイヴス・ハルア・コンカーヴ(宰相)、サミール・タリク・クァラハ(アルディアの夫)、ケニス・サイヴス・アンナ・ゴーデス(金竜騎士団団長・将軍)の、エズアール・メフター・ドラリア(金竜騎士団上級騎士)、エルアド・グナイム・イェヒーア(アル・ハイアイン王国外務大臣)の5人。
・ラゴール:
マズルがあって全身毛に覆われている直立歩行する動物タイプ。主に肉食獣に似ている。
身長はヒトの倍ぐらいあって、身体能力はヒトとは比べ物にならないほど高い。彼らの戦士は1人で精強なヒトの兵士10人を軽く蹴散らかすと言われるほど。知能は人と同程度だが、奇跡術以外の魔術がさっぱり使えないとされる。
南の奥地にある広大な樹海で部族単位で暮らし、少しばかりの農耕の他、狩りや漁をして生活していると言われている。
・ネフィータール:
ケンタウロスタイプで、四つ足の動物の下半身にヒトの上半身が乗っているような姿。
下半身は馬などの草食獣に似ていて、移動速度は速い。ネフィータールはヒトと同程度の知能があり魔術もよく使い、その上身体能力も高いと言われている。そして寿命も長いとされている。
ずっと南にある文字通り広大無辺の草原地帯に住み、そこで牧畜と交易をしていると伝えられる。
ネフィータールについて、ヒトは大旅行家ナルソス・カーンの旅行記以外の情報をほとんど持っていない。
・ドワーフ
主に北方の鉱山地帯に住む知的ヒューマノイド種族。
ドワーフは金属の精錬・冶金、鍛治や貴金属の細工・加工、宝石の研磨など道具作りに優れる傾向がある。彼らの作る武具や道具・日用の道具は評判が良く、高級品なら各国の王侯貴族や富豪のステータスシンボルでもある。
・エルフ
北方のエルフの森に住む知的ヒューマノイド種族。
もともとエルフはヒトと交流が少なかったが、それすら帝国末期のエルフの森への侵略と乱伐によって決定的に対立。大戦以降は森を結界で閉ざしてヒトとの交流を完全に絶ってしまった。
そのため、大戦から長い時間が経った現在では、エルフをただの伝説だと思っている人も珍しくない。
『エルフの森の王』と呼ばれる人物によって統治されていると伝えられる。金角の黒竜王グレンジャルスヴァールによれば、エルフの森の王は健在であるという。
エルフの求める石材が竜の狩場にあるので、竜や魔獣使いとはわずかに取引がある。
・竜
種族としてみれば、主物質界最強の種族。特に長年生きた個体は古代竜と呼ばれる。
最低一対の角・鉄に匹敵する硬い鱗・空を飛ぶ翼・破城槌に匹敵する打撃力を持つ尾・槍のように鋭く剣のように切れる牙と爪・人間をわけなく叩き潰せる膂力・高い体力と耐久力・膨大な魔力・強力な物理/魔法攻撃であるブレス・人間と同等かそれ以上の高い知能など、存在自体がチートの塊のような種族なので、ほぼ敵はいない。
それだけに性格は傲慢で、他の種族が従うのは当然だと考えているところがある。問題解決の方法も『相手を八つ裂き』、『地域ごと焼き払って壊滅させる』など、物騒なやり方を考えがち。
その一方で好奇心旺盛な部分もあり、知らない事や興味を持ったことを熱心に調べようとする一面もある。
知恵や知識などに基づく無形の文化は独特の、そして複雑で高度なものがある。『竜の棲家』では、人間には歌のように聞こえる彼らの言語で夕方に情報交換をしていた。
基本的な能力が高いゆえか物質的な文明という点では遅れており、ガンゲス公爵曰く“穴に棲んでるゴブリンの方が文明度は高い”と言うほど。
棲家ですら基本的にはただの自然の洞窟に過ぎず、食事も動物を引き裂いて丸のみである。
そのために実は不便もしているのだが、竜の狩場ではガンゲス一族が竜の身の回りの世話や住んでいる洞窟の住環境改善工事などをおこない、QOLの劇的な向上を果たしていた。
・魔獣使い
魔物や魔獣と言われる魔力を身につけた動物を従える特殊技能を持ち、彼らと共に野山を駆けて動物を狩る狩猟民族。その性質上、拠点はあるものの、彼らは基本的に流浪の民である。
種族的にはヒトであり、ヴィナロス王国に暮らす人々とはまったく異なった風習や伝統を持つ異民族である。
あちこちに分かれて暮らしているのでその習俗は同一ではなく、海の動物や魔獣を従える魔獣使いもいる。
竜の狩場に住むガンゲス公爵家も魔獣使いの一族。
竜と一緒に暮らしているので『竜使い』と呼ばれるが、彼らは竜を使役することは無いので、そう呼ばれることを否定する。
【竜の狩場に住む魔獣使いの習俗】
・服飾
狩りなどで身につける服装と、礼装がある。
・狩場での装い
要所には竜鱗が使われている頑丈そうな革の兜と鎧
二振りの剣・弓・槍で武装
ギリースーツを思わせる暗い深緑色と濃い緑色、茶色の細紐を大量に縫い付けたフード付きのマントを纏う。
・礼装
黒い長靴
ニッカポッカのような幅広のズボン 女性はズボンの上に色鮮やかなスカートを履く。
白か薄い色の長袖シャツ
袖無しの胴衣に似たベスト(これは色彩豊かな布地を使い、刺繍を施しビーズや金銀のボタンが装飾として縫い付ける)
腰に幅広のベルト
華やかな縁飾りが施された色あざやかな長衣を、腕を袖に通さず肩に掛ける。
冠 模様を打ち出した金の円盤やビーズを刺繍した鉢巻のような形。女性のものには宝石・貴石や蜻蛉玉をつづった瓔珞飾りを垂らす。
髪型は男はオールバック、女は長い髪を後ろで巻くか、三つ編みにしてから巻いて、団子状に丸くまとめる。
騎獣の大角羊も、あご髭を綺麗に編んで結ばれ、手綱は改められ、鞍には鮮やかな織物が掛けられた。
・基本的な挨拶
拱手礼のように、握った右手を左手で覆う仕草をして一礼
・公式の挨拶
手のひらを上に向けて腕を広げ、優雅に腰を曲げて深々と頭を下げる。
『(歓迎の口上の後に)大地と、大海と、天にいます、峻厳なる神々の恩寵があらんことを。』
・献酒の風習
食事の前、慰霊の際に角杯に満たした酒を大地(室内の場合は床)に三回、少量をこぼす。
公式の宴の前
「ここに良き友と同胞と共に、美味し糧を餐して喜びを分かち合わん。豊かなるかな、峻厳にして浄福なる神々は我らを生かしたもう。大地に、大海に、天に、我らは献酒せん。」
そして献酒のあと、一度角杯を高く掲げてから一気に煽って飲み干す。
慰霊
角杯に酒を満たし三度床にこぼしてから墓に向かって振りかける。その後、黙祷。
(ヴォッフナフェールハーメンの墓所での例)
・角杯
自分で狩った動物の角で造った角杯。これができて一人前の魔獣使いと認められる。
ダルトンがエングルムの交易所での宴で使ったものは、次のようなものだった。
“大きめの牛の角で作られたもののようだ。口をつける部分は銀で縁取られ、先端も銀で覆われている。途中にも装飾と補強を兼ねた銀の輪が嵌められている。”
また“最も珍重されるのは竜の角で作られたもの”だが“彼らからすれば亡くなった竜から託されたものという扱いであり、特別な意味を持つもの”である。
・食事
移動が多い性質上、保存食が多い。保存法は燻製と乾燥と塩漬け。また肉料理が多い。
穀物は生産していないのですべて購入する。また香辛料も多く利用される。
酒は外部から購入しているが、非常に強い火酒が多い。ダルトンの護衛のディオンによれば“北方の蔵元の刻印”があった。
次のような料理が提供、または言及された。
・硬い肉を長時間かけて叩いて柔らかくしたものを伸ばして燻製にしたもの
・細かく刻んでペースト状にして数種の香味野菜と混ぜて焼いたもの
・パンケーキのような無発酵の薄いパン
・両端に取っ手が付いていて直径1mは超えている大きな皿に、金属製の蓋をかぶせて蒸し焼きにしたもの。中はサフランで黄色く染めた米の上に、腹に野菜を詰めた大きな野鳥を山盛りにしてある。
・野生の草食獣の肉をミンチにして、タマネギなどの各種の香味野菜やハーブと混ぜ合わせたものを、小麦粉を練った薄い生地に包んで焼いた料理
・包丁で叩いて細かいペースト状にした肉を長い串に巻きつけてソースをかけて焼いた、つくねに似た串焼き
・野牛の肉を細かく刻んで野生のネギの仲間とハーブを混ぜて挽肉にして、それを串に巻きつけて焼いたもの
・野牛から作ったブラッド ソーセージと薄切りにした肉の燻製
・建築
狩をしながらの移動中は、丈夫な布製か革製のテントを張る。
拠点である竜の棲家の谷には、巨岩の間や崖の凹んだ部分を巧みに利用した石造りの家がある。
巨岩の間に薄い石を積み重ねて壁を作り、木材で組んだ屋根組に薄い石の板を瓦として並べたもので、時に芝を土ごと剥がして屋根の上に乗せて断熱材がわりとする。
こうした家には保存食や季節によって使わないものを収納するほか、臨月近くなった妊婦やまだ移動に耐えられない乳児、体が思うように動かなくなった老人などが住む。
・祭祀
魔法的な建造物である道標を見晴らしの良い場所に建てる。
これは中央付近には表面が平らな石が敷き詰められ、自然に板状に割れる岩を高さ2mほどの長方形に整えて、不可解で神秘的な何かのシンボルが線刻された石が環状に立てられている。いわゆるストーンサークル。
道標の立石は素数で構成される。一番少ない場所で2個、一番多い所で100個以上の石が立っている。立石の下には昔の偉大な魔獣使いが葬られているという。
道標は複合的な施設で“外敵から身を守れる砦であり、安全な野営地であり、狩った獲物を捌く場であり、神々に祈る場であり、先祖の言葉を聞く場であり、ここに来た者に同胞が情報を残す場”である。
“今に生きる我らが交わる場所であり、巫者たちを介して祖先の知恵を教わる場所であり、神々の意志を伺う場所”とも。
・表現
独特の抽象的な図像表現を使って、不特定多数の同胞に情報を伝える。描く場所は主に道標の立石。次のようなものが登場した。
“直線でつながれている複数の円の中に絵と記号の中間のようなもの”
これをダヴィッドは“ここから東にある水場を縄張りにしている剣歯虎が代替わりした”と解説した。
“動物の形はわかるが、抽象化された絵のようなもので、その周囲を同心円状の模様が囲っている。”
これは“この近辺で大角獣の親子、母親と仔2頭を見かけた”と解説した。
“黒い帯と一緒に書かれた、大型の猛獣の絵。それは石の両端いっぱいまで描かれ、上下に網目状に描かれている道と思しきものは黒い帯に切られている。”
これは“動物の大移動の発生を知らせる書き込みがあり、ちょうど通過予定の道を塞いでいるという。どうにも回避できそうにない”だった。




