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【設定】専門用語(種族・魔法)など

いつか、転移門とモンスターについて書いた物も投稿する予定です。


金属(現実には存在しない物のみ)に関する項目を追加。一部は本編に出ていない物だったり。


「魔剣」の項目を追加。

「操気術」の項目に「気」についての補足を追加。

【種族】



<人間>

 言わずと知れた知性を持つ存在。

 フォロスハートの住人は、ほぼ全て人間。



猫獣人フェリエス族>

 異世界「パールラクーン」に住む獣人の種族の一つ。国という概念がいねんが無く、街などを形成して集まっているが、集団としての生活がいまいち成り立っていない(相互補助そうごほじょという考えが弱い)。

 猫っぽい顔立ちや毛、尻尾を持つ亜人種。

 群れるのが苦手な者が多く、気まぐれな猫っぽい性格をしている。のらりくらりと生活している者や、生産職や狩りをしている者も居るが、技術的には未熟な者が多い。


 軍隊も無く、仲間同士で連携して戦うという事も苦手な為、犬亜人ババルドによって侵略されつつある。

 基本的には温厚な種族であるが、争いを起こす者も多く、他人と容易たやすく対立する事も。

 語尾に「ニャ」が付く。



小獣人エルニス族>

 パールラクーンに住む獣人。小柄で愛らしい姿をしている。女性しか存在しない種族なので、他の種族の男性と交配して子孫を残すという、特殊な生態系を持っている。その為、同じ世界に住んでいる猫獣人フェリエス族の女性とは仲が悪い。


 手先が器用で、様々な物を作製する技術力があり、伸縮肌着ネクタートという特殊な素材から作る防刃衣服を身に着けている。

 顔立ちは幼さの残る人間と変わらないが、頭の上から動物の耳が生えており、体型は少々ふくよかな感じ。

 魔法の適性が高く、素早い身のこなしが特徴。

 貴族は香料を用いて、男性を虜にする香りを放っている。


❇ パールラクーンには生命を司る女神「アヴロラ」がり、猫獣人からも小獣人からも敬愛されている。

 中央都市「アーカム」にアヴロラが存在し、この街には猫獣人と小獣人が共生している。




【技術】



<魔法>

 魔法を習得する為に「連結」と呼ばれる作業を魔法屋や、管理局などで行う必要がある。水晶球を通して各属性の魔法と契約を取り付ける、といった作業だが、魔法には地・水(氷)・火・風(雷)の四つの(精霊)属性魔法と、無属性魔法、神聖魔法がある。それぞれの属性に適性がある者だと魔法を習得しやすい。

 適性の高い属性であっても、全ての魔法を習得できる訳では無い。まだまだ解明が必要な技術体系である。


〔属性魔法〕

 四大属性に関わる力を扱う魔法の事。地・水・火・風の四つ。氷属性は水属性からの派生。雷属性は風属性からの派生である。


〔無属性魔法〕

 四大精霊の力を使用しない魔力のみを利用する魔法の事。対象の能力を引き上げたりす魔法や、防御障壁(しょうへき)を張る魔法などの形式の物を指す。


〔鑑定(無属性魔法)〕

 探査魔法の一種。物体の性質などを読み取る技術だが、使用者の知識や能力によって効果が左右される。


〔神聖魔法〕

 生命魔法とも呼ばれる、回復魔法などを中心にした魔法体系を指す。毒の除去や瘴気しょうきから身を守る魔法など、防御系統の魔法が多い。



<魔法剣>

 オーディスワイアの作る「魔法の剣」を使って行う剣技。通常の武器に魔法を重ねると刀身が崩壊する場合があり、それを無くす方法として剣自体に魔力回路を生成した武器を利用しなければならない。

 魔法剣にはいくつかの攻撃方法がある。


『飛翔斬』

 属性の力をまとわせた斬撃を撃ち出す。


『爆裂剣』

 剣圧に魔法の爆発力を重ねて撃ち出し、威力を倍加させる近距離攻撃。風属性と地属性の爆裂剣は攻撃方法が似ている(風属性は大気を爆発させ、地属性は気の力を使って爆発力を発生させる)。


『爆裂斬』

 飛翔斬の斬撃が当たると爆発する攻撃を撃ち出す。



<魔法(きゅう)

 かつて一人の男が編み出したとされる技術。人付き合いの苦手な男だったらしく、その技術は失われていた。

 火の神ミーナヴァルズが狩人かりゅうどのウリスに、この技術を与え復活した技術。

 矢に魔法の効力を持たせて撃ち出し、敵にぶつかると魔法が効力を現す。威力は高いが、使用する度に矢を消費する。



<操気術>

 体内の気をあやつり戦闘能力を高めたり、気を攻撃手段として使う技術。

 気を操る技術は二種類ある。


❇ 気は生命力と密接な関係がありますが、生命そのものではありません。生命を支える力、と解釈しています。


『内気(けい)

 体内にある気を使って肉体に影響を及ぼし、筋力などの能力を高める技術。


「瞬迅」

 内気勁の一つ。筋力を瞬発力に振り切り、移動速度や攻撃速度を一時的に引き上げる。


「練気護膜」

 内気勁の一つだが、身体の周囲に気の保護膜を張り、毒気などを取り込ませないようにする技術。外気勁に近い気の使い方だが、非常に薄い膜に身体の表層をおおわせる技。



『外気勁』

 体外に気を放出し、()()()()()()打ち出したり、武器に気をまとわせる事を行う。──基本的に「気」による攻撃は飛距離が短く、接近して手や武器から直接、敵に打ち出す攻撃になる。


「剣気」

 外気勁。武器に気を纏わせ、剣圧の威力に気の爆発力を乗せて威力を倍加させる攻撃の総称。


〔斬破〕

 振るった武器の先から斬撃を撃ち出す攻撃。数メートルくらいの(通常)飛距離しか無く、距離が離れるほど威力は弱まる攻撃。

 剣の技術を教える人によっては「空破斬」と呼ぶ場合も。


〔破砕撃〕

 剣圧に気の爆発力を重ねる攻撃、打撃系の破壊を打ち込む。固い装甲を持つ敵などに有効。



<錬金術>

 物質を変容させる技術。物質に何らかの性質を付与し、効果を引き上げたり、それを身に付ける者の能力を向上させたりする力を与える。

 錬金容器使って性質を付与するやり方が多い。



<錬金鍛冶>

 鍛冶技術に錬金術の技術を組み込んだ技術。

 金属を溶かし、その段階から錬金術の力を加えていく事で、失敗を少なくしたり、強化する内容を向上させるなどの効果がある。


『特殊強化錬成(高位錬成)』

 特殊強化とは固有名で呼び交わされる錬成の事、一部の錬成難度の高い強化錬成に使用される。「四大精霊の加護」や「生命の天輪護符」などがある。


昇華しょうか錬成』

 錬成で起こる現象で、結果が格段に向上する偶然の錬成現象。偶然の産物と考えられているが、神々への理解や愛、あるいは錬成する物に装飾がされている事などが、昇華を起こす引き金になると考える者も居る。



<魔剣>

 異界の魔法技術を組み込んで作られた武器で、その武器で傷つけた相手から、魔力や気を奪うという性質がある。

 また

剣自体にも魔法が掛けられ、取り込んだ魔力を使って攻撃の威力を強化する。


❇ 気を奪うのは、生命力を奪うというのと似ていますが、気と生命は厳密には別物です。




【その他の事物】



混沌こんとん

 全てをみ込む闇。世界は混沌に呑み込まれ、多くが混沌の中を漂流している。混沌に呑み込まれずに残っている砕かれた大地(「方舟はこぶね」)は、その大地に存在すると思われる神の力によって守られている(と思われる)。

 ただし、混沌の影響が強い領域(混沌の支配する領域)や、特殊な理由によって混沌の中でも消滅せずに残っている物もある。


 砕かれた大地は全て同じ世界の物という訳では無い。異なる次元世界の大地も、混沌の中には無数に存在している。

「【設定】転移門・出現する敵」の「無限の混沌領域」を参照。



『転移門』

 神々の力をって開かれた空間を超える門。これにより混沌の中にある大地に移動し、資源などを持ち帰る事が出来る。

 神々の力を増幅ぞうふくさせる神結晶(神鉱石から取り出した物や、魔物などから入手できる結晶)を使って神の力を増幅させ、転移門を開く力を引き出さなければ新たな転移門は開けない。

「【設定】転移門・出現する敵」を参照。



『古代の遺産』

 フォロスハートが分離する前の世界にあった物。「印字機」や「書物」などがこれに当たる。

 管理局は発見されたこれらの物を管理、保管しているが、一般にそれらの技術を広める事については慎重(書物に関しても、一般には公開していないたぐいの物もあるだろう)。



神騎兵シュルトヴァーレン

神の手(シュベルエレン)」とも呼ばれる大型の人型兵器。精霊に近い存在で、意思と呼べる物は無く、神々の力の顕現けんげんとして存在している「戦う者共」。彼らは混沌の中に飛んで行き、フォロスハートに近づく混沌の勢力と戦い続けているのである。

 コアとなる部分には大きな神結晶が使われており──現在、四体目の神騎兵が開発されようとしている。


 技術開発棟の裏庭にある建物から地下に向かった場所に、神騎兵の製造、修復の為の施設がある。

 一般人には神騎兵の事は知らされているが、見る機会はまず無い。



『管理局』

 大地、または各都市を管理する機関。一応、神々の下に所属している形にはなってはいるが、神々は人間の事は管理局に任せている部分が多い。

 人々を管理する役目も持った機関であり、その上層部には「七賢者」と呼ばれる者達が、管理局の方針などに意見していたが、賢者の中に二人の不正を行っていた者が見つかって処分された為、現在は「五賢者」となっている。




【金属】



聖銀鉄鋼エルファリクス


 高い魔法抵抗力を持つ白銀色の金属。表面は光を受けると、水色や青色に輝く。魔法抵抗力の所為せいか、錬成による効果付与をおこなう事が難しく、多くの錬成効果を受け付けない。

 エルファリクスとは伝説上の聖剣から取った名前。



真紅鉄鋼アウラバルカム〔大地の血塊〕」


 赤い金属でかなりの硬度を持つ。比重は相当だが劣化しにくく、刃こぼれを起こさない事でも知られる。

 鉱石から赤い塊が染み出しているみたいな見た目から、大地の血液(アウラバルカム)と名付けられた。



軽硬合金フラウレグム

 鋼鉄に「炭骨金属ダートマコン」という物を混ぜて作る、チタンに近い合金。鋼の硬さにしなやかさも加わり、壊れにくく扱いやすい軽さもあわせ持つ金属になった。

 神騎兵シュルトヴァーレンの装甲にも使われている。



黒銀鉄鋼グラズアルド


 しなやかさを持つ黒い金属。他の金属では折れ曲がってしまう様な圧力にも耐えられる弾性がある。多くの場合、他の金属ち混ぜ合わせた合金として利用される。

 衝撃吸収を目的に防具として使われる事も多いが、刃に加工した時の鋭い切れ味があるので、武器の素材としても評価が高い。



神貴鉄鋼シルエヴァルリス


 神鉱石から神結晶を取り出す際に取り除かれる副産物的な金属。オーディスワイアが、この金属を使って象徴しょうちょう武具に魔力回路を生成した事で、今まで以上に価値のある金属として扱われている。

 魔法などとの相性は抜群に良いが、金属としての強度は無く、武器や防具使うには不向き(今後は分からない)。



銀鎧竜鉄鋼シルヴァルド


 銀鎧竜シルドラーグの甲殻から取り出した金属。

 硬く、柔軟性も適度に有し──重い。まだまだ改良が求められる金属の一つ。

 熱に強く、溶かすのが大変な金属でもある。



混沌鉄鋼アディスヴァルド


 混沌こんとん結晶からわずかに取り出せる金属で、これを使用する事で混沌に対し有効な、「対混沌攻撃力」を錬成で付与する事が出来る。

 取れる量が少ない為、その性質の解明はまだ先になりそうな金属。



碧銀鉄鋼クレリスアルム〔神霊の翼〕」


シャルファーの一部の転移門先でのみ手に入る希少な鉱石から取り出す金属。しなやかさと硬さを併せ持ち、魔法との相性も良い。

 美しい緑色をしている事から、壁画などに描かれる風の神の使いである神鳥の名前が付けられた、価値の高い金属。



炭骨金属ダートマコン


 灰色の突起型の鉱石が特徴的な軽い金属。炭骨金属は骨の様に軽く固いが、これだけでは大きな物が作れないという特性があり、他の金属と結び付けて使われる。

 軽硬合金として使われるのがおもな使用方法。



神聖銀鋼シュレイセルヴァ


 オーディスワイアが聖銀鉄鋼と神貴鉄鋼から作り出した合金。主に監視飛翔体の核として使われる。この金属のお陰で通信距離が飛躍的に向上した。

 他にも使い道が検討される新素材。

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