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超超超大人気バンドのイケメンボーカルに転生した俺 〜初恋のあの子を幸せにするのに結局、誰かは関係ありません!?〜  作者: 甘い肉うどん


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第七話 オファー

本日から、更新は7.18.21.23時とさせていただきます!

「……何よ、この数字」


翌朝、生徒会室。神代聖が震える手でタブレットを突き出してきた。

画面には、昨日めいがアップした俺のライブ動画。再生数は一晩で200万を超え、SNSのトレンド1位には「#天音蓮」と「#月光のレジスタンス」が並んでいた。


「昨日まで『期待の若手』だったのが、今は『救世主』扱いよ。レン先輩、これ、もう学校だけの問題じゃないです」


めいが興奮気味にスマホを見せてくる。コメント欄には「震えた」「顔だけじゃなくて歌が化け物」という称賛が溢れていた。


そこに、血相を変えたマネージャーの冴子が飛び込んできた。


「レン! 大変よ。最大手のレーベル『フェニックス・レコード』から、ソロでのメジャーデビューの打診が来たわ!」


その言葉に、部屋の空気が凍りついた。

ソロデビュー。それは、今のバンドメンバーを切り捨て、俺一人で頂点へ行くことを意味する。


「ソロ……? バンドはどうなるんだよ」


「彼らには悪いけど、今のあんたの市場価値に対して、バックの演奏が追いついていないわ。レーベル側は、世界トップクラスのスタジオミュージシャンを用意すると言ってる」


24歳の俺の脳裏に、あの雨の日がフラッシュバックした。

「お前の歌には華がない。俺たちは上に行きたいんだ」

そう言って俺を捨てた恭介たちの言葉。今、俺はまさに「捨てる側」に立たされようとしていた。


放課後。

俺は一人、返答を保留にしたまま屋上へ向かった。

そこには、陽葵が一人で夕日に照らされていた。


「……メジャーデビューの話、本当なの?」


「耳が早いな。まだ、決めたわけじゃない」


陽葵は少し寂しげに微笑み、遠くの街並みを見つめた。

「天音くんが遠くに行っちゃう気がして。……でも、今の天音くんの歌は、世界中の人に聴かれるべきだと思う。私だけのものにしておくには、あまりに綺麗すぎるから」


その言葉が、俺の胸に刺さった。

前世では、誰にも見向きもされなかった俺の歌。

今は世界が欲しがっている。だが、それは「天音蓮」という完璧な器があるからなのか、それとも俺の「中身」が届いたからなのか。


「……俺は、誰のために歌えばいいんだ」


「自分のために歌って。……それを見て、私が幸せになるから」


陽葵が俺の手をそっと握る。

その温もりに溺れそうになった時、屋上のドアが勢いよく開いた。


「——逃がさないわよ、天音くん」


聖が、冷徹なプロデューサーのような目で立っていた。その後ろには、不敵な笑みを浮かべるめいもいる。


「ソロデビューの条件、私たちが精査したわ。……貴方をただの『商品』にはさせない。私たちが、貴方を真の『王』にする」


聖は、生徒会で作成した「天音蓮独占プロデュース計画書」を突きつける。

めいはカメラを構え、その光景を記録する。


「先輩、迷うことなんてないですよ。世界はもう、先輩のものなんだから」


彼女たちの情熱は、もはや「応援」を越え、「支配」に近かった。


その頃。

渋谷の路地裏にある安スタジオでは、恭介たちがスマホの画面を叩きつけていた。


「ふざけんな……ソロデビューだと? あんな奴、ただのイケメンだろうが!」


恭介の怒りは限界に達していた。

だが、彼の隣にいたメンバーが、震える声で呟く。


「……なぁ、恭介。あの『月光のレジスタンス』のメロディ……どこかで聴いたことないか? 高校の時、いつも音楽室で一人で曲を書いて、交通事故かなんかで亡くなった……あの、九重って奴が作ってた曲に、そっくりなんだよ」


恭介の動きが止まる。

「……九重氷斗? あんなゴミと、天音蓮が繋がってるってのか?」


「躍進」の光が強まるほど、隠し通すべき「前世の影」が色濃く這い寄ってくる。


俺は決断しなければならない。

仲間を捨てて「華」の道を一人で行くか、それとも——。

いかがでしたか?

本日の曲は「hello」

「なおざりになった人生の課題、hello godbye!僕らの世界は思うほど綺麗じゃないからさ」

醜さにめを向けてみると....

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