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超超超大人気バンドのイケメンボーカルに転生した俺   作者: 甘い肉うどん


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第六話 モンスター

ブックマークや評価がつかないのはなぜなのでしょうか?

ログインしなくてもコメントできるようにしたのでぜひ!

ライブハウス『シェルター』の楽屋口。湿った空気の中に、嫌な記憶が蘇る。

目の前に立つのは、前世で俺を雨の中に放り出した「バレット」のメンバーたちだ。

リーダーの恭介。17歳の今はまだメジャーの輝きなどなく、ただの血気盛んな不良バンドマンだが、その傲慢な目は24歳の時に見たものと同じだった。


「……何しに来た、恭介」

俺が低い声で名を呼ぶと、恭介は驚いたように眉を跳ね上げた。


「へぇ、俺の名前を知ってるのか。有名人は耳が早いな」

(……しまった。この世界ではまだ面識がないはずだ)


24歳の記憶が時折足を掬おうとするが、今の俺は弱気な「九重氷斗」ではない。

俺はポケットに手を突っ込み、天音蓮の持つ圧倒的な威圧感で言い放った。


「お前ら、次のステージだろ。一曲、俺と勝負しろ」

「は? なに言ってんだお前」

「お前らが勝てば、俺は今日限りで音楽を辞めてやる。……だが、俺が勝ったら」


俺は恭介の胸ぐらを掴む勢いで顔を近づけた。

「その薄汚いツラで、二度と俺の前に現れるな。それと——その歌、二度と『華がある』なんて自惚れるなよ」


「……上等だ、蓮。公開処刑にしてやるよ」


先攻はバレットだった。

17歳の彼らの演奏は、荒削りだが勢いがあった。客席のファンも盛り上がっている。

だが、俺の隣で見ていたマネージャーの冴子が、冷ややかに呟く。

「……器用だけど、魂がないわね。レン、準備はいい?」


「ああ。……見せてやるよ。本当の『華』ってやつを」


バレットの演奏が終わり、拍手の中、俺がステージに立った。

楽器は持たない。ハンドマイク一本。

ピアノのイントロが静かに流れ出す。昼休み、音楽準備室で書き上げた『月光のレジスタンス』。


(聴けよ、恭介。お前らが捨てた『九重氷斗』の歌を。天音蓮の喉で、完成させてやる)


第一声。

たった一音で、ライブハウスの喧騒が凍りついた。

それは、彼らがかつて知っていた「上手いだけの歌」ではなかった。

絶望の底を見てきた男の執念と、天から与えられた美貌の喉が融合した、文字通りの「怪物」の咆哮。


サビに向かって、俺の声はさらに熱を帯びていく。

客席では、いつの間にか追ってきた聖が、めいが、そして陽葵が、息をするのも忘れて俺を見つめていた。

歌い終えた瞬間、静寂が訪れ、その後に爆発的な歓声が巻き起こった。


俺はステージを降り、呆然と立ち尽くす恭介の横を通り抜ける。


「……悪いな。俺、上に行くんだ。お前らをおいて」


かつて彼らが俺に突きつけた言葉を、そのまま返してやった。

恭介の顔は、屈辱と恐怖で歪んでいた。


だが、この圧倒的なパフォーマンスが、思わぬ「躍進」の引き金となる。

客席の最後列で、一人の男が不敵に笑いながらスマホを操作していた。

「……見つけたぞ。音楽業界をひっくり返す、真のモンスターを」


その男こそ、後に俺を世界へ引きずり出すことになる敏腕プロデューサーだった。


一方、ライブハウスの出口では、陽葵が震える手で俺のシャツの袖を掴んだ。

「……天音くん。今の歌、私……一生忘れないと思う」


陽葵の瞳に宿る熱。

それを、後ろから睨みつける聖とめいの冷たい視線。


成功の階段を上るたび、俺の周りの女たちの独占欲と、過去の因縁が複雑に絡み合っていく。

いかがでしたか?

この小説には単なるラブコメだけではなくバンドマンとしての生き様や人間社会の闇の要素まで入れられたらいいなと思っています!

また、これからあとがきでは筆者からみんなへのメッセージとして、ミセスの歌詞を書いていきます!

今日は、「僕のこと」という曲!

「僕らは知っている。奇跡は死んでいる。努力も孤独も報われないことがある。だけどね。それでもね。今日まで歩いてきた日々を人はいう。それがね奇跡だと...」

辛いことがあっても大丈夫!さあ1日を乗り切って行こう!


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