第一話
リンカ視点
困りました。
クロエさんが気絶してしまいました。
サタンも空気読みなさいよ。
そもそもなぜクロエさんがあいつを恐れているのか説明しましょう。
あいつを仲間にしたのは168年前。
嫌なことに私とほぼ同期です。
まず私だけで行くと一瞬で断られました。
しかし、次にサタンを連れて行くと少し気が緩んでいるように見えました。
この時点で嫌な予感はしていました。
そして、クロエさんを連れて行くと一瞬で承諾しました。
しかし、そのあとクロエさんが一瞬で終わったからあきれたのか一足先に帰りました。
その頃の私はまだ少し世間に疎かったのであいつの行動の解析が不可能でした。
なので、なぜ一瞬で承諾したのかききました。否、聞いてしまいました。
すると、あいつは言いました。
『だってあの子めっちゃ私好みのロリなんだもん!
ああ、あとさ、あの子に少し精神魔法つかうけどいいでしょ?
許可されなかったら魔王軍入ってあげないから!』
確かにクロエさんはきれいです。
長く透き通った白い髪、とても紅く、緋い瞳、それは同じ女性でも見とれてしまうほどです。
ですが、まあ確かにあいつの言う通り一般的には!ロリというものに分類されてしまうのでしょう。
最初は許可しないつもりでしたが彼女が本気で隠れるならばサタンとクロエさんの協力は必須です。
いや、それでも見つけれるか怪しいです。
ですが!いまならそれから進化し続けた私の知識で一瞬で見つけれます。
それはさておき、当時のサタンはそれを一つ返事で承諾しやがりました。
クロエさんに聞かずに。
しかも契約魔法まで使って。
言い訳は、別に自分なら操作されてても見破れるし問題ないと、わたしと協力すれば昼なら勝てると。
それ半月以上の夜に操られたらどうするんですか?
絶対勝ち目無いですよ?
そもそも契約魔法使ったら駄目でしょうに。
それ破ることになるんですよ?
代償は確か次の日タンスの角に四回小指ぶつけるでしたか。
というか!
ステータスではこちらが圧倒的でも体の使い方がおかしいんです。
刀を使うんですけどあれおかしいです。
だって刃先から溜め無しで10㎞離れたところまで切れるっておかしいです。
溜めアリでもおかしいです。
魔力無限っておかしいです。
ありとあらゆる魔法つかえるっておかしいです。
神の加護たくさん持ってるのおかしいです。
勝ち目ありません。
今でも夜は絶対勝てませんし、昼も殺しありなら勝てません。
サタンは今は昼なら勝てるとか言ってますけどそれは殺しなしだからです。
殺しありなら始まった瞬間に逃げないといけません。
10㎞は少なくとも、ため無しで切れるんですから。
溜めアリだと10年前最低100㎞先までは切ってました。
サタンは魔法ナシならいけるとか言ってたけど無理です。
プレイヤースキルの権化みたいな吸血鬼ですもん。
おっと、すみません。
クロエさんの強さを話しすぎてしまいました。
話を戻しましょう。
そこであいつの使った魔法が問題なんです。
あいつは自分に相手を好意を抱かせ依存させる魔法をつかったんです。
でもサタンのクs(のせいで契約魔法を使っているので魔法のことを教えることもできません。
魔法を無理やり解いてあげることもできません。
なので気づいてもらうことにかけていました。
それから160年が経ちました。
そんなある日、クロエさんが作ってしまったのです。
”魔法無効化”の魔法を
そしていろいろ実験していたのです。
攻撃魔法を全部無効化されました。
その魔法を周りにまとわせて刀できると魔王軍でも(クロエを除いて)
1番目に強いものの結界も切られました。
、、、普段でも切れるんですけどね。
そして、サタンが言いました。
回復魔法は無効化できるのか。
と。
当時、一時的に人間の国の一部と戦争まではいきませんが
小競り合いをしていたので気になったのでしょう。
クロエさんが改良して回復魔法無効の力も入れた瞬間、それは解除されました。
精神魔法とは回復魔法と同系統。
なので、回復魔法と同じく防ぐすべがないので大抵の国で禁忌魔法にされていました。
しかし儀式は必要なんですけどね。
回復魔法無効化がうまくいったためそれも解除されてしまいました。
それから彼女はめっちゃ暴れました。
自分は160年も操られていたのかと。
あいつにはロリコンは氏ねと言いながら狂乱化も使用し本気で刀を振るっていました。
サタンも一回死にかけましたし、わたしに関しては死にかけどころか一回死にました。
あいつは三回死にました。ざまぁみろ。
なぜ死んだのに生きてるかといえば神の加護があるからですねえ。
神の加護一つにつきクールタイム一年で一回死ねます。
あいつは、ロリコンの神とショタコンの神と吸血鬼の真祖に愛されているから大丈夫と言いました。
嫌ですよ、そんな神。
というかクロエさんはあいつが洗脳してただけでしょうに。
にしてもアイツを愛する神なんてほんとうにいるんですかねえ。
まあ、何よりそれがクロエさんのトラウマの一つです。
サタンは加護一つもないけど一回死んでほしいです。
◇
クロエ視点
ここは、、、会議室か、
周りを見渡すと、、、ふう、あいつはいなー
「久しぶりの起きてるクロちゃんだ。クロちゃんおきてるでしょ?お姉さんだよ~」
くぁwせdrftgyふじこlp!?
だ、だめだ。じぶんのほうがつよいんだきゃりゃこわくにゃい
「ねえ、どうしたの~」
あ、だめ、泣きそうそもそも起きてる私ってなに?
毎晩見られてんの?
あ、涙が
「ふぇ、ふぇぇぇえぇ~ん!」
「なんでなくの!?」
ふざけんな、おまえがこわいんだよ。
サタンも三日は口きかない。
だって、クソ緑呼びやがったんだもん!
◇
は、恥ずかしい
あれから少し落ち着いたけど、見た目通り幼女みたいになくなんて恥ずかしいじゃん!
けど待ってよみんな?誰かに精神操られてたんだよ?怖いじゃん!とらうまになっちゃうじゃん!
「恥ずかしがってるクロちゃん、これはいい”っ!?」
右腕切り落としてやった。
「い、いくら何でもひどくないですか?私はただ純粋にクロちゃんがすきなだげっ!?」
「うるさい、ロリコン」
左腕も落してやった。
そもそも何が純粋だ。
「あっ、クロちゃんにロリコンって言われた今なら死んでもい「じゃあ氏ね」」
そういって私が首を切り落とそうとした瞬間にサタンが止めた。
「クロエ!すこしとまれ!ヴェール!おまえはだまっとれ!」
「魔王様!?なんでですか?
私はただ純粋にクロちゃんを思っているだけなのに!
幹部の皆さんもそう思うでしょう!?」
「ロリコンは黙れ」
私が言うとみんなも次々に言う
まずリンカが
「いえ、そうは思わないわ」
次にルージュが
「うん、お前は死ぬべきだ」
ブルーが
「屑は消えろ」
ノワールも
「人を洗脳するならされる覚悟もあるだろう?」
ジョーヌも
「まず右足か左足、どちらをこわされたい?」
ブランも
「私思いますぅ、なんでぇ、あんなのがこの世にいるのかってぇ」
そして最後にヴィオレが
「知ってるかい?ロリコンは不治の病だ。だからせめて人に移さないためにもボクが君を殺そう」
「ひどくない!?」
とどめにサタンが
「だとうじゃ」
と一言。
そしてクソ《ヴェール》はへなへなとしぼんでいった。
◇
「気を取り直して、これより幹部会議を始める」
サタンが言ったからまず私が言う。
「何でわざわざ欠席だったロリコンまで連れてきたの?あとさ、今夜は満月らしいよ?」
「そこはすまないと思っておる。が、世界にかかわることなんじゃ」
そこまで言うとリンカが話す。
「あのロリコンを強制的に連れ出して会議するほどです。
おそらく種族関係、、、いや、人族と魔族?それ以上のことでしょう?」
「正解じゃ、わたしに人間から手紙がきた。
『人魔共存を目指す気があるなら明日、ユースティア帝国に来てくれ』と」
サタンが言った。
「ユースティア帝国?あそこは人族どころか人間至上主義だったはずですが、、、」
「罠なんじゃないですかぁ?」
「だからじゃ、罠にひっ掛かってやるべきか、無視するか」
私はやめておくべきだと思う、が、気づいたのは300年前、
この世界には何かしらの強制力が働いている。
物語が始まる500年前、ドワーフの国と人魚の国が戦争し、人魚に負け鉱山は浸水した。
と、言う話だ。
私はSS級冒険者の特権を使い戦争を仕掛けようとしていたドワーフの王に戦争をやめるよう話した。
そうして王も納得していた。
しかし、戦争をやめることにした数年後、突如として現れた台風によって鉱山が浸水した。
ほかにも似たようなことは何個もあった。
しかし、すべて物語と同じようになった。
だから今回も同じようになるのだろう。
たとえいかなくてもなにかしらの行き違いで戦争は始まる。
こんな会議必要ない。
もうめんどいから終わらせよう。
私が一番発言権持ってるんだよ?
魔王は馬鹿だから。
「罠に引っかかっても問題ないでしょう。はい、終わり。忌々しいヴェールは消えろ」
そういって私は退出しました。
、、、あれ?とんでもないことしでかしてない?
はい、実はこの子馬鹿です。




