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第1話 添い寝

こんにちは

初投稿です

生あたたかい目で見てください

俺の名前は、詩帆 戟(しほんけき)

この春から、この樽斗高校(たるとこうこう)に通う16歳だ!

突然だが俺は、太っている

身長168cm(人権がない)体重97.6kg

こんな圧倒的デブな俺にも春が来た

彼女ができた

実は、これには深い理由がある!!







それは、今から12年前

俺の両親は、ケーキ屋を営んでいる

そこで、俺は売り物のケーキをつまみ食いしていた

『こら!戟!

またつまみ食いして!』

これは、俺の母親

厳しい時もあるが、基本優しいぞ!

そして、かなりの美人である


マザコンなどでは断じてない

疑惑の余地もないのだ


そんなことは、置いておいて

俺は、いつものようにつまみ食いをしていた

そして、そいつと出会ったのだ

俺がひとつのケーキを取ろうとする

そうすると、俺の手がやつの手に当たった

柔らかかった

ふわふわしていた

可愛かった

そして、俺はそいつを手に取り

甘い口ずけをした

不思議と嫌がる素振りは、しなかった

そこから俺は、そいつにぞっこんだ

来る日も来る日も、口ずけを交わした

だが、ある日そいつがいないことに気づいた

心にぽっかり穴が空いたようだった




次の日、そいつはいた

そこにいるのが当然のように座っていたのである

俺は、当然昨日はなぜいなかったのか聞いた

『昨日は、どうしていなかったんだ?』

だが、俺の問に答える気配はなかった

これ以上待っても時間の無駄なのでとりあえず口ずけをした



そして、俺の中にこんな感情が生まれた

こいつとずっと一緒にいたい!

昼間(起きている間)は、可能だろう!

だが、寝ている時はどうするのか


そう考えていると、また俺の中に新しい感情が誕生した

こいつに添い寝したい


ここまでいくと手遅れと思うかもしれない

だが、俺は諦めない


ある晩、俺は決意を固めた


まず、そいつを布団に置き俺が添い寝をするのだ

嫌がられることなく成功した



翌朝

実に快適であった

そして、寝起きであるにもかかわらず俺はそいつに口ずけをした

さすがに朝イチは嫌がられるかと一瞬思ったが、大丈夫だった


こいつは、俺の全てを許容してくれる

なんて優しいのだろうと思った


それから12年の月日がたった

俺は、まだ添い寝を続けている


そして、ある朝運命の時はやってくる


朝いつものようにそいつに口ずけをしていると

『お兄ちゃん!入るよ?』

(っ!待ってくれ!)

そう思った時には、もう遅かった

『っ!お兄ちゃん?

何してるの?』

『いや、これはだなぁ

ちょっと食べたくなってな』

『ふぅん

そっかー

まぁ、いいや

朝ごはんできたから早く来てね!』

妹は、ツインテールを揺らしながら俺の部屋を出ていく

妹は、母に似てかなりの美人である

え?いや、シスコンではな…

(以下略!!!!)

『っ!はぁ

危なかった』

(危なかったね!)

ん?

何かが聞こえたような

『幻聴か?』

思わず声に出ていたようだ

(違うよ!私の声だよ!)

聞きなれない声だ

だが、何故か安心する声だ

誰だろう

『誰だ?』

(私だよ!私!)

そう!そいつこそ俺の彼女



シフォンケーキ!!!!





というわけで、俺は彼女持ちなんだ


羨ましいだろう

男子諸君


え?

シフォンケーキが彼女でも嬉しくないって?


馬鹿なのか?

お前らは


シフォンケーキは、唯一俺を愛してくれた

俺の愛に答えてくれたんだ


人間なんかより、よっぽど素直で素晴らしい



ちなみに、あの時聞こえた声は今でも聞こえている


(おはよう

戟くん)

ほら、今だって聞こえてくる


ちなみに、学校がある時は、バッグの中にシフォンケーキを入れている


『おはよう』

俺は、そう呟いた


すると、陽キャ共に挨拶したのだと勘違いされ

笑われた


まったく、、、


まぁ、そんなことはどうでもいいのだ


なぜなら、俺には、彼女(シフォンケーキ)がいるから

ありがとうございました

2話は幼なじみの話です

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