才能
「ヒャッホー!! 今日はバスケだ〜!! イェーイ!!」
「お前、バスケだからってテンション高すぎだろ〜」
次の授業は体育だ… 今日の体育の内容は何の縁かは分からないが、バスケになった…
バスケなんて、授業でもあんまりやった事無いな〜
「今日はバスケだってよ〜 峰打、何か俺バスケと縁めっちゃあるわ〜」
そう僕に話しかけてきたのは、坂田真也だ
「得意なバスケと縁あるって良い事じゃないか」
「ハハッ… まぁ…それもそうか…まぁ今日は頑張ろうぜ、峰打〜」
坂田は、そう僕に言ってハケていった…
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「キャ〜ッ!! 坂田君、カッコイイ〜!! こっち向いて〜!!」
「また、点数入った!! 本当凄いよね〜坂田君!!」
案の定というべきか、坂田の出る試合は盛り上がっていた…
女子の体育も今日はバスケだったらしく、男子がやっている隣のコートで、バスケをしていた……
「ピピ〜ッ!! はいっ!! 試合終了!! 次のチーム、コート入って〜!!」
体育教師が、そう僕達に指示をする…
「あ〜っ 坂田君の試合が終わっちゃった〜 私達も試合に戻ろう〜?」
さっきまで、男子のバスケの試合に集中していた女子は坂田の試合が終わった為か、自分達の試合に戻っていった…
他の男子、かわいそう… あ…他の男子って僕もそうか…
「峰打!! 次はお前の番だな〜 頑張れよ〜!!」
坂田がそう僕に言ってくる… そういや、次は僕が試合に出る番だったな…
「坂田見たいな、あんな試合は出来ないけど僕なりに頑張ってくるよ」
「おう!! 頑張れ!」
坂田は良い奴だな〜
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「ピピ〜ッ!! それでは試合開始〜!!」
体育教師の合図と共に、試合が始まる…
今回、僕達が当たったチームは今日の昼休みに坂田を試合に誘っていた奴がいた… 経験者だな…
あ〜この試合、多分負けるだろうな〜
…………って、ん?……
何かボールが、ゆっくり動いてるように見える…
あれ? 僕…何で、いつの間にか経験者のやつからボール奪ってんだろ?
何か、とりあえずゴール目掛けて投げてみたら、何故か入ったし… 何これ? どうなってんだ?
って何か皆、こっち見てるし…
ってうわ!! 何か体育教師が僕に近づいてくる…!!
「なぁ…峰打……お前……バスケやった事あんのか?」
「いえ、全然ないです」
「そ…そうか… なぁ、峰打? お前、バスケ部に入らないか?」
「……は?」
初心者がいきなり、経験者の人からボールを奪うって事は無理だと言う事はわかっていますが、そこは小説と言う事で、お許しください